「カッコウよりタチの悪いマーティンという名のマーティン。」ビバリウム m@yu-chan-nelさんの映画レビュー(感想・評価)
カッコウよりタチの悪いマーティンという名のマーティン。
私もそうですけど、爬虫類や両生類好きなら知ってる「ビバリウム」。
(「ビバリウムガイド」とか買ってましたよ(笑))。
何で“ビバリウム”なんだろうか、と思いながら観始めたけど、あの全く同じ見た目の分譲住宅が並ぶ「空間」がビバリウムなんだね…。
引っ越しのための新たな家を探していたトム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)。
ある不動産屋で、マーティンという従業員に連れられ「YONDER」という ある種ユニークな住宅が建ち並ぶ町へ到着。
何故か家の2階には赤ちゃんの部屋があり、訝しげに思っている所、不動産屋のマーティンの姿が見えなくなり………。
風もなく…毎日同じ天気、同じ雲…。
明らか作られた空間でしょ。
こんなん怖いでしょ。一度“入ったら”出られない歪んだ時空に押し込められて…ほんと怖い。
トムが一所懸命掘ってた穴…その地中から出て来た袋の中身は……。
このさ、誰の子か知らない赤ちゃん育てるのも嫌だけど、小学生位になっても意思疎通が取れないで超音波みたいなの発して…気が狂うでしょ(笑)普通に。
恐らくあの子は 地球外生命体で、あの子供を通して 人間の行動とか思考とかを調査してる?のかなと。
ウザい位マネしてくるし、地面に押し倒されても笑ってるし。
終盤で、ジェマに追われて逃げる時に 縁石の中に逃げる姿とか完全に異星人っしょ!
それにあのマーティンの顔!!!人間離れしたあの顔!!!と言うか、そう思わせる造りは凄いなと。
きっと、その地球外生命体のことを爬虫類とか両生類に例えて“ビバリウム”って言ってるのかな〜?って。
なんか、異星人って爬虫類っぽいしね(笑)イメージ的に。
「YONDER」って言葉を使ってる所、かなり昔の時代からこんなことをして地球人の研究?をしてたのかなって…。