「グローバル社会の童話」世界で一番しあわせな食堂 kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
グローバル社会の童話
これぞフィンランドだ、と思わせる映像を楽しむだけでも元が取れる。
美男美女登場せず。中国人とフィンランド人がある日突然出会う。ああ、英語っていう普遍的な言語があってよかったなあと、まずは感心する。
もちろん、「食」がもたらす価値は万国共通。言葉なんて一気に乗り越える。そして中国三千年の歴史の方に圧倒的に分があるのだ。
ストーリーも、ユーモアも、登場人物たちのキャラも、エッジは立っていない。でもそれらはフィンランドの片田舎の神がかった靄に包まれた絶景と完全にシンクロしていた。自給自足的音楽の楽しみ方もよかった。
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