「わざわざフィンランドの田舎まで観光に行ったんならローカルフードの不...」世界で一番しあわせな食堂 amcoさんの映画レビュー(感想・評価)
わざわざフィンランドの田舎まで観光に行ったんならローカルフードの不...
わざわざフィンランドの田舎まで観光に行ったんならローカルフードの不味いマッシュポテトとソーセージを食べるでしょ!!自国の料理食べたら意味ないやん!!!と盛大に突っ込みたかったけどそうすると話が終わってしまうのでグッと堪えて見てましたw
全体的に中国色が強めな印象だけど、フィンランドの景色・空気感や、美味しそうな料理の数々に惚れ惚れする。本当に何もなさそうなど田舎って感じで、2人が湖畔で What do you hear? - Nothing的なやり取りから上海の大都会の話をしてたときに、あぁその通り、わかる〜、と私の自然への憧れの気持ちににドンピシャで触れていきました。いかだでパーティーなんて最高よね。何もないシンプルな贅沢。
中盤から間延びした感じでちょっと退屈したけど、その分いろいろと考えながら見てました。
これが現実なら異質な文化がこんなに簡単に受け入れられないだろう(不審者扱いで除け者にされそう、中国料理なんか箸もつけない)とか、薬膳的な発想(体を冷やさないみたいなこと)は日本でも当たり前で、西洋と東洋の考え方や文化的背景の違いとか、そんなことをモヤモヤと考えました。
チェン氏はきちんとした好印象な人物でかっこいいなぁと思ってたけど(しかも体も締まってるし!)、いかだでセーターと帽子の姿が猛烈にダサくて、詰襟にエプロンのコック姿やからカッコよかったんやな、これはユニフォーム効果とかスキー場効果とかいうやつですね、と実感しました。
シルカはちゃんと彼の内面に惹かれたようでよかったです笑 もうちょっと2人の気持ちの変化がわかりやすかったらよかったな。そういえば最初はお互い片言の英語やったのにいつの間にかまぁまぁしゃべれる感じになってたし。
ちなみにこの映画で私が一番好きなのは病気が改善したおっちゃん。名前忘れた。いい人っていうのもあるけど、チェン氏の料理を口にするたびに楽しそうに美味しそうにウッヘッヘと笑うのが最高だった!