「CGがダメ過ぎる。」ホムンクルス おたまさんの映画レビュー(感想・評価)
CGがダメ過ぎる。
特別興行。
たとえばゲキシネだったりライビューならわかる。
しかしお金のない学生や障害のある方からも一律1900円むしり取って、ネトフリ加入者は割引ってほんと?えげつないわーネットフリックスとエイベックス。特にネトフリは鬼滅の改ざん問題で印象最悪。絶対加入しないと決めた。
とはいえ、とりあえず期間限定公開と言うことで、綾野剛ガチ勢としては行かねばなるまいと思って1900円払って鑑賞。マニアックな映画だからガラガラかもと思ってたけど、意外と人が入ってた。
映画はなるべく先入観なしで見たいので、ほぼ情報なしで鑑賞。呪怨の清水監督、あと共演者の名前くらい。
結論から言えば、正直途中で「早く終わらないかな」って気持ちが強くなり、ちょっとうとうとしたので、細かいところは覚えてない。
とにかくCGがショボい。序盤で名越が目撃するホムンクルスが、本当に令和の時代のプロフェッショナルが作ったのかと思うくらい雑。これでまず感情移入の気分が削がれた。
あとはウトウトしてちゃんと見てなかったところかもしれないけど、
・伊藤の顔に出たり消えたりするブツブツは何?
・名越はトレパネーション施術をどうやって会得したの?そもそも頭蓋骨に穴開けるのに局所麻酔で大丈夫なの?
・JKが車中で血まみれになったのは名越が傷をつけたの?トレパネーションが見せた幻覚?なぜ母親がそこにいたの?
・名越、チャック上げてたけど、JKレイプしちゃったの?合意だとしても未成年淫行で引くわ。この辺よくわからなかった。
徹頭徹尾CGがショボいため、最後の「伊藤の金魚に投影した自我の崩壊」も全く刺さらなかった。成田凌くんの怪演も台無し。
内野聖陽さんの子供時代のトラウマも、ドラマが浅すぎてヤクザになった理由としてはちょっと弱い気がする。
綾野剛の名越としての演技そのものは、表情の微妙な変化、声色で名越の心情の遷移を表してて、流石としか言えなかった。
終盤は、ナナコと思ってた人物が…で実はその人物も…と話が展開するのが慌し過ぎ、あれあれ、ハッピーエンドなの?ってキツネにつままれたような気分になった。
この手の映画は、実際に見えないものを見せるホムンクルスのビジュアルが一番キモなのに、そこをケチってしまったがためにせっかくの俳優陣の熱演が台無しになってしまってる。
原作読めばまた感想は変わるかもしれないけど、自分の期待値が高すぎたかもしれない。作品全体としては良くも悪くも印象に残らない凡作だったと思う。
→初見で頭が整理できてないので、あとから編集します。