「こいつ、、、」オールド・ジョイ maduさんの映画レビュー(感想・評価)
こいつ、、、
こいつぜったいアレだな、、、ヤバいやつだな。
みたいな男友達と主人公の男2人+犬のキャンプ旅。行って帰ってくるだけ。
だけど誘ってきた友人が
そもそもパートナーが妊娠してるとゆうめちゃくちゃタイミング悪いときに誘ってくる、キャンプ行こうぜ、あ.お前の車で行っていい?、運転しない、道間違える、なんか共感できないイキったこと言ってくる、でもちょっと精神的にまいっている雰囲気もあるし悪いやつではないんだろうな、(そしてちょっと同性愛者的な問題も抱えてるのかも、主人公はその気なしとゆうか気にしてなさそう)前の日に道間違えたくせに辿りつけたらドヤってくる、犬には優しい。
とゆう危うさ満点な友達との男旅。観てるだけでこの旅のなんか胃にきそうな雰囲気にナーバス気持ちになっていく。
でも自然の中走る車や、森の中を歩く2人と1匹の姿は美しい。それなりに人生煮詰まった30代の男達の深くない語らいとゆうか、
そこまで仲良くないけど、まぁ会ったら楽しいかなぐらいの気持ちで行ったら微妙に楽しくなくって気まずい感じが映画に詰まってて非常に気まずい。主人公がまぁまぁ平気そうなのがすごい(こうゆう人いるよね)
でもオールド・ジョイの題名に関わる
今の悲しみは使い古された喜びってゆう言葉は、彼の切実な悲しさを表してて、彼に新しい喜びが訪れることを願ってしまう。でもお前とはもう旅には行きたくない。
ただ彼の抱える不安や不幸は、今のわたしたちにとって
リアルで切実なものな気がして。
”普通“であることになじめなかったり、いい大人になっているのに何も持っていないことの不安感、他人との比較や、このまま老いたらどうなってしまうのか。
考えると胸が苦しくなってくる。見終わったあとも何度も思い出してしまう。素晴らしい映画。
配信で鑑賞