リバー・オブ・グラスのレビュー・感想・評価
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"Evergladed"
幼少期からの断片的な映像とコージーが語るナレーション、小気味良くドラムが鳴るJazzの雰囲気、全体的にグランジやオルタナ臭が香りエンディングはSammyの「Evergladed」と、ケリー・ライカートの初期衝動がUSインディー・シーンと共に炸裂。
逃避行にすらならない男女カップルにもなれない、鬼気迫る緊張感すらない、シュールで間抜けな少しの珍道中、呆気にとられる衝撃的なラストシーンは笑えてしまうし、どこまでも突き進む無理矢理な暴挙に出るコージーの逃亡に誰かが気付いてあげて欲しい。
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法という線をまたぐ=アイデンティティー?異色の男女逃避行モノ
コカ・コーラの提供でお送りします
法という線をまたいだ男女逃避行モノ。孤独なふたりが人殺しによって自己アイデンティティーを確立しようとするヘンテコ犯罪コメディ。
アウトローに憧れて。大きなことでなく些細なことの積み重ねを描くケリー・ライカート監督が、良作傑作も多いこのジャンル・プロットを扱ったデビュー作品で、演出や空気感なんかもそれ以降のドキュメンタリータッチなものとは異なる。意外と笑いどころも多く、この監督のフィルモグラフィーにおいて作品のタッチ作風も含め一見異色の作品ではあるけど、どこかへ向かう道中・漂流中という点ではその後の作品たちと一貫しているかも。娘も拳銃も行方不明。
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