「かつてないギャング映画」ジガルタンダ Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)
かつてないギャング映画
ギャング映画を撮るつもりで取材するものの、凶悪なボスにばれてしまい、ボスが主演の映画を撮るハメになってしまった(笑)、若い監督志望の青年の物語。
ギャングの迫力、むちゃくちゃな(笑)暴力描写。
決して上手くはないが、とても面白いダンスシーン。
できあがった映画の、あっと驚く内容と、その顛末。
蛇足でしかないラストシーンを付け加える“しつこさ”。
観ていて、はちきれんばかりのパワーを浴びて、たじろいでしまうほどの、“えげつない”映画だった。
映画撮影のシーンも面白い。
若い監督に対して、最初から自分の主張を通さず、「チャンスを逃すな」と諭す老人。そして、その老人への感動的なはからい。
インド映画らしい、笑えるユーモラスな脇役たちも、本当に素晴らしい。
玉石混淆のインド映画であるが、これは“当たり”だった。
<インディアンムービーウィーク2020リターンズ(@キネカ大森)にて鑑賞>
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