「劇場版シリーズ過去1感動」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション る。さんの映画レビュー(感想・評価)
劇場版シリーズ過去1感動
今作は今までの劇場版とは少し違った傾向の映画と感じました。
私の中ではこちらの傾向の方が胸にくるものがあり、過去1と評価。
ちなみに過去作品に関しては、
1作目は"A組メインの子が使える個性を力一杯使って身を守っていく成長"と"オールマイトとデクの共闘"。
2作目は"A組のみんなが自分ができることでヒーローとして人々を守るという実践"と"かっちゃんとデクの共闘(譲渡うんぬんは置いといて...)"
が見所かなと感じでいる人間の感想です。
今作は
"夢を叶えれる環境を手に入れた人間(デク)と夢はあるけれどそんなこと言ってられる環境じゃない人間(ロディ)がお互いに刺激しあって成長する物語"
最後にはロディがまた夢を目指すことですごく映画的に綺麗に纏まってはいます。まるでオールマイトと出会って運命が変わったデクのようにデクに出会って運命が変わったロディ。
これ1つにおもきを置いてたかなと感じます。
このテーマがうまく表されていたので星5にしたかったですが、A組みんなの活躍が見たかったったので-0.5かな。
全体を通して無個性から奇跡で昔からの憧れだったヒーローの道を進めて突っ走っているデクには心の成長をするいい機会な内容だったなと感じました。いろんな環境の人がいるってことを知ることは大事!
特に映画の中の成長としては
<前半>
"今までは諦めなければ必ず希望はある!"と信じ続けていたけどロディの出会った頃は"世の中には努力でどうにもならないこともある"と知る。
<後半>
立場が全然違う人同士がお互いを認め合い励まし合って、何事も諦めていたロディを"諦めずにチャレンジしよう"と意識を変えることができて、そんなロディにデクもまた励まされる。
全編通してこのように私は感じました。
なので、あれだけ事前映像で出ていたカッコいいステルススーツ姿に期待していた人や、これまで同様熱いバトルに期待していた人からすると物足りないのかなと。
(ステルススーツはほぼ出番ないし、バトルに関してはドラゴ○ボールと北斗の○かな?とふと思ってしまった...)
ここは趣向の違いかなと。
ちなみに、今回は雄英生の出番は少ししかないですが、エンドロールの映像で私は心が救われました。
あれがなかったらもっと評価下げてたかも知れません笑