「良くも悪くも普通以下。2回目は無い。」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション Garukoさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも普通以下。2回目は無い。
前2作に比べると劣るストーリーの展開
過去作を観ていない、普通の映画好きにとってもつまらないと感じると思います。
期待していただけに肩透かしを食らったよう。
広告でもアプリゲームでもバンバン出してたあのスーツ、開始5分くらいしか出番なかったのは「えぇ?」って声が出そうだった。ラストバトルでもう一度着るのかなと思ったらそんなことも無し。なぜ着用させたんだ、、、
後半はオリジンに焦点が当てられたバトル展開となりましたが、デクそんなに脳筋だったっけ?と疑問に思うところが多々有り。ただ蹴って殴って解決みたいなの、デクらしくなかったなぁ。爆豪もなかなかまぁ原作派の人たちの心を抉ってくる戦闘シーンなことで、、、。特にお腹に一撃(ニ撃か?)食らった時はヒヤリとしました。原作のときはお腹に食らったら瀕死状態だったのに強かったね、すごい。
新キャラのロディは可もなく不可もなく。最初は声のメリハリが無くて少し違和感を感じたけどストーリーが進むにつれてそれも気にならなくなった。個性はしょぼいけど、ヒーローじゃないのでアリ。ロディがスーツケースを敵に渡しに行った時に、デクに止めて欲しいという本音もあったんだなぁと後から思い出させてくる妙案な個性だなと感じた。
でも技術者の父親という設定を爆弾解除キーだけに活かしたのはもったないなと思った。
ピノは自分が(or父親が)作ったんだぜみたいな感じかと思ったのでいやお前の個性かよ!ってつっこんだ、心の中で。
また、ラスボスの動機がなんかしょぼかった。個性が常時発動型の跳ね返し、って。サポートアイテムとかちゃんと試した?って助言したくなった。まぁ、本人にとってはテロを起こせるくらいの動機だったんだろうと納得させました。
作画は総じて良かったが、デク達に追いついた時の爆豪と轟の戦闘シーンの粗さが際立っていた。時間が無かったのか、敢えてなのか分からないが結構悪目立ちしていた印象。
あと、最後のバトルシーンで笑っちゃいました。(急にデク増えたなと)
舞台が世界になったけどチープに感じてしまったのは感受性の問題なのかな。もっと壮大なものを期待してしまっていた。前作に勝て!とまでは求めていませんでしたが、まさかここまで安っぽい脚本だとは思いませんでした。
前々作、前作ともに3回以上は観ましたが今回は一度でいいかなと思った。ロディの個性のピノの動きは気になったけど、もういいかな。それくらいの出来でした。うーん残念。
アジカンはめちゃくちゃ良かった。