ブラック・ビューティー : 特集
この年末年始、ディズニープラスで
“我が子&家族と一緒に見たい”映画 黒馬と少女の絆を
描く希望の一作… 子どもとの大切な記憶を!
単刀直入に申し上げますが、この記事は主に、お子さんがいる映画ファンの方々に向けて書いています。12月18日からディズニープラスで独占配信中の「ブラック・ビューティー」は、この年末年始に“お子さんや家族と一緒に見る”のに最適な映画です。
家族と引き離された黒馬と、親を失い心に深い傷を負った少女が出合い、反発しながらも徐々に絆を育んでいく――。希望と感動の物語は、多くの子どもの心の奥底にそっと触れ、“大事な何か”を与えてくれるはず。親子で見れば、何年後かにふと思い出して懐かしくなるような、そんな時間をもたらしてくれる一本です。
年末年始のおうち時間、本作を親子で、あるいはご家族で鑑賞してはいかがでしょうか。この特集では、「物語」「映画ファンも唸るクオリティ」「子どもに見てほしいその他の作品」を軸に、本作の見どころを語っていきます。
【子どもに見てほしい】ディズニープラスが贈る感動作
子の人生に好影響を与える、動物と少女の絆を描く物語
[物語]心に傷を負った美しき黒馬と、親を失った少女が出会う――
まずは、あらすじをご紹介します。主役は野生の黒馬ビューティーと、ジョーという名の少女です。
美しい毛並みを誇る黒馬ビューティーは、ある日商人に捕獲され、家族と引き離されてしまう。バートウィック厩舎に買い取られ失望感に苛まれるなか、親を失い心に深い傷を負っていた少女ジョーと出会う。
ビューティーとジョーはときに反発しながらも、徐々に互いの存在のなかに安らぎを見つけ、深い信頼で結ばれていく。しかし幸せな時間は長くは続かず、2人は人間の身勝手な都合によって引き離されてしまう。ビューティーは理不尽な仕打ちを受けながらも、ジョーと交わした“約束”と“希望”を信じ、困難に立ち向かっていく。
本作がユニークなのは、人間の視点ではなく、馬の視点で物語が進んでいく点です。ビューティーの“心のセリフ”が語られるため、動物たちはもしかしたらこんなことを考えているのかもしれない、と感じさせられます。
また、こんなシーンがあります。親のことを思い出して涙を流すジョーに、ビューティーが優しく寄り添い、慰めるように自分の背に彼女を乗せます。同じ“喪失”を抱える者同士が支え合い、悲しみを乗り越えていく。エンパシー(感情移入、思いやり)は言葉を超え、人と動物の種族を超える――。子どもたちに大切なことを教えてくれる、美しい作品なのです。
[メッセージ]困難の果てにある希望…親子で見れば、きっと大切な時間になる
なぜ本作が「親子で、家族で一緒に見るのに最適な映画」なのかを、もう少しご説明します。物語には、困難に立ち向かうことの大切さがこめられているからです。
原作は、19世紀にイギリスで出版され、今もなお世界中で愛される小説「黒馬物語」です。ビューティーの牧場での幸福な子馬時代から、艱難辛苦が待ち受ける馬車馬時代、そして静かな老後を描いた“人生にまつわる物語”。映画やテレビドラマやアニメなど、数多く映像化されている超人気作です。
本作「ブラック・ビューティー」の監督・脚本・編集を手掛けたアシュリー・エイビスは、幼少期に同書から強く感銘を受けたそうで、「私の人生は、素晴らしい小説の影響を受けて形作られていました」「時代を超えた作品で、素晴らしいメッセージがある」と語ります。
ビューティーの波乱万丈の生涯は、どんな困難に直面しても、諦めることなく行動すれば必ず希望が訪れる、ということを示唆します。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年は、まさに困難に満ちた1年でした。ビューティーとジョーが織りなす物語を見れば、大人も子どもみんな、きっと勇気がもらえるはずです。
【高い品質】映画ファンも唸るガチのクオリティ
ディズニーが魂込めて不朽の名作を映像化した理由は?
[キャスト]アカデミー賞女優×未来のスター女優のケミストリー!
物語の次はキャストをご紹介します。語り部となるビューティーの声を務めたのは、なんとオスカー女優ケイト・ウィンスレット! 「タイタニック」「エターナル・サンシャイン」などで知られ、アカデミー賞ノミネートは実に7度(「愛を読むひと」で主演女優賞を受賞)、名実ともに世界トップクラスの名女優。今回は馬の生涯に身を投じ、さまざまな試練や冒険を経て成長していく過程を、声で表現します。
もうひとりの主人公ジョー役には、マッケンジー・フォイ。クリストファー・ノーラン監督作「インターステラー」では幼き日のマーフに扮し、映画ファンに強烈なインパクトを残したあの子です。
「インターステラー」のほか、ディズニー実写版「くるみ割り人形と秘密の王国」などで見せた実力は、“未来の大スター”を予感させるに十分。本作「ブラック・ビューティー」では耳に光るピアスや、表情や仕草から大人っぽさが漂い、すでに一流女優としての片鱗がうかがえます。子役から名女優へと大成したナタリー・ポートマンやドリュー・バリモア、ジョディ・フォスターらと同じように、フォイもスターダムを駆け上がりつつあります。
[製作背景]主人公を女性に変更 19世紀の小説を現代に描く意義とは
原作から、主人公の性別が変更されている点も注目です。原作のビューティーは雄馬でジョーも少年でしたが、映画ではそれぞれ女性という設定に。つまり現代版に物語をアレンジすることで、より現代の私たちが勇気や希望をもらえる内容になっているのです。
アシュリー・エイビス監督は、「(本作中で)女性に声を与え、女性たちを代表するのはタイムリーだと思った」と述べます。社会構造が大きく変化し、ジェンダーをめぐる問題があちこちで表面化する昨今。本作は現代社会の問題点も的確に切り取っており、そうしたテーマは子どもではなくむしろ“映画ファンのあなた”の琴線に触れ、良質な映画を見る興奮を得ることができるはずです。
なおジョー役のマッケンジー・フォイは原作の大ファン。当然、主役のオファーを受けて「とても興奮した」そうで、脚本を読んだ感想を「読み終えるまでに、私はすごく泣いていたの。なぜなら、すべてが私が望んでいたもので、さらにそれ以上だったから」と振り返っています。
筋金入りの大ファンが泣くほど絶賛した物語……これは間違いない!
【他にも、子どもに見てほしい映画がざっくざく】
年末年始は、ディズニープラスで大切な時間を過ごそう
本作「ブラック・ビューティー」は、ディズニーが展開する定額制公式動画配信サービス「ディズニープラス」で独占配信。同サービスは月額700円+税(初めてなら初月無料/一部課金あり)で利用でき、自宅のPCやスマートフォン、タブレットなどで作品を鑑賞できます。吹き替え版や日本語字幕版も選べて、繰り返し、何度も鑑賞することも可能です。
ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの名作・話題作のほか、本作を含む“ここでしか見られない”オリジナル作品がラインナップ。自分1人でディズニーの往年の傑作にのめりこんだり、自宅や車中の子どもを退屈させないため最新作を見せたり、休日の夜に家族みんなで鑑賞したり、さまざまなシチュエーションで楽しめるんです。
繰り返しになりますが、2020年の年末年始は、ディズニープラスで、親子、家族一緒に映画を見るのはいかがでしょうか。「ブラック・ビューティー」のほか、ディズニー&ピクサー史上最大級の感動作と話題の「ソウルフル・ワールド」、余命宣告をされた高校生が音楽とともに“毎日を人生最後の日のように生きる”姿を描いた「クラウズ 雲の彼方へ」、あの名作を実写化した「わんわん物語」など、世代を超えて楽しめる“希望”と“絆”の感動作が盛りだくさんです。
スペクタクルなひとときを、思う存分堪能してください!