「出会い、別れ、大人になってゆく」ボクたちはみんな大人になれなかった 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
出会い、別れ、大人になってゆく
主人公と同じ46歳で
90年代に東京で遊んでたわたしには
それだけでノスタルジック
緩やかな時代の変化の中で
確実に時は過ぎ同じような毎日を過ごしながらも
時間は容赦なく人を大人にしていく
普通を憎み
特別な何者かになれると信じていた時代は
多くの人にあったのではないか
今の自分が
若い頃に思い描いていた
なりたかった大人であるのかはわからないけど
多くの人と関わり
別れ、名も知らぬまま通り過ぎたような関係であっても
忘れられない存在の人っている
そんな小さな出会いと別れの積み重なりで
今の自分があるのかもしれないと思うと
通り過ぎていった人達みなを
愛おしく思える映画。
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