「宇宙vs地球へ」劇場版 Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
宇宙vs地球へ
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尺的にもTV版の完全補完を実現しているGレコ劇場版の3作目
これまでも明らかに足りていなかったキャラクター表現や
場面描写追加されだいぶ観やすくなりましたが
今作もその方針は続いています
宇宙からもたらされた薔薇の設計図によって
地球の各勢力は軍備を整えると共に
エネルギー供給の大元であ宇宙へ我先にと
アメリア・キャピタルアーミィ・そして
主人公らベルリが乗るメガファウナはそれぞれ
目指す中で徐々に宇宙側の勢力も見えてきます
この宇宙側トワサンガの勢力も一枚岩でなく
ドレット軍・守備隊・レジスタンスなど様々
勢力がどんどん出てきて混乱しますが
ひとまず宇宙側vs地球勢で戦っていく
図式が自然と形成されていく段階が今作
宇宙側は当然技術的には高く強力な兵器を
持っているものの実戦経験が少なく戦うといまいち
地球側はMSは薔薇の設計図通りに作るだけで
使い道もわからないが実戦経験は豊富
と言った対照的な関係にある部分を
つぶさに描写していました
また展開的にテレビ放送では最も混乱を
招いたかもしれないラライヤの情緒が回復していく
部分も段階的にわかりやすくなっており
結局故郷に近付くごとに改善して言ってる
点が明白になっていたと思います
またベルリとアイーダの正体についても
ドレットに政権を奪われ地球に逃がされた
王族出身の姉弟であることが判明し
時代の潮流に翻弄される苦悩する若者という
富野作品お決まりの展開になってきます
4作目も期待できると思います
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