「植民地香港」香港画 Reiさんの映画レビュー(感想・評価)
植民地香港
香港は国では無い。植民地だ。イギリス領、日本領、中華人民共和国領、いつの時代も植民地しか経験しておらず、民主主義も経験していない。
日本はどうだ。2000年以上の歴史を持ち、戦争に負けはしたが、GHQに占領されど、植民地にはなってない。滅んだ事は一度も無い。今現在だって誰だって選挙に出馬出来るし、政見放送で後藤輝樹がうんこ漏らそうが、出馬取り消しになる事は無い。
中国政府は欲しいのは香港という土地であって香港人では無い。むしろ香港人はいらないのだ。香港人がこの世から消えても何も問題はない。ウイグル人も、チベット人も、南モンゴル人も、習近平は殺したいと思っている。土地さえ入ればそれで良い。
香港人は生きる価値がない。中国政府にとっては、それが定義だ。子供だろうが老人だろうが容赦なく人体に多大な危害を与える催涙ガスを蔓延させる。まるで街全体が、アウシュビッツ強制収容所のシャワー室かの様に。
想像して欲しい。あなたの恋人や子供、大切な人が中国政府によりレイプされ、生きたまま臓器を取られる想像を。
全て今の時代に起きている事だ。しかも、隣の国で。抗議者が火炎瓶を使おうと、民主主義の日本の目線で見てはならない。日本と香港では、立場が違い過ぎるのだ。
少なくとも日本政府は選挙出馬者の資格を取り消したり、アベヤメロの人達に水砲車や装甲車、催涙弾、音響兵器、時には実弾で黙らせていない。
日本人と香港人は、立場が違い過ぎる。香港画を見て、日本と同じ目線で考えず、香港人のおかれている立場を想像してほしい。香港人の苦しみ、憎しみ、悲しみを、理解してほしいと、切に願う。
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