「これぞSAO」劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア Shikiさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞSAO
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アインクラッド編の最大の魅力は、一度死んだら終わりのデスゲームという点にあると思う。
本作はその緊迫感をBGMや効果音、映像を駆使してこれでもかと表現している。
だからこそ非日常の中に日常を見出すキリトの生き方が魅力的に映るし、絶望しかけたアスナがその生き方に惹かれたことに説得力が生まれる。
IMAXで視聴したが、罠にハマった時のひりつくようなモンスターの殺意をビンビンに感じることができて大満足。
戦闘シーンのクオリティはいわずもがな。
オーディナル・スケールほど派手ではないが、ボス戦では負けず劣らずの緊迫感を演出している。
もう一点、キリトとアスナが尊すぎた。
前半はアスナとミトの百合を堪能。
後半はジブリ主人公バリのキリトのキョドりと萌えキャラと化したアスナのイチャイチャを見せつけられる。
アスナとの邂逅を経た後はいつものキリトさんに戻ってしまったが、フードで身を隠していたからアスナの素性がわからなかったから仕方ないといえばそれまで。
映画としては、実持ちを倒してしまった時にポップする敵の数が「設定ミスでは?」というほど多かったものの、それも含めて特に気になる点はなかった。
総合すると、SAOの原点としてかなりハイクオリティな作品だったと思う。
ファンであれば大満足、初見でも楽しめる構成となっていてオススメできる。
既に公開が決定した2作目では、キリアスがどんなバカップルぶりを披露してくれるのか、どれ程の緊迫感を味わうことができるのか、今から楽しみで仕方がない。
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