「ふりまわされる5億ウォン。」藁にもすがる獣たち せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
ふりまわされる5億ウォン。
失踪した恋人の借金のせいでヤミ金におわれる男、DVを振るう夫と借金から逃げようとする女、ひょんなことから自分の仕事先に忘れられていた大量のお金を手にする男、金の亡者たちがお金に翻弄されていく話。
.
3人の話が入り交じって進行していくんだけど、この話の構造には割と序盤で気づく。でもその気づいた瞬間に、冒頭で流れているいくつかのニュースからもう伏線だと気づいた時にわああああ!!ってなる(笑).
.
そこから、5億ウォンがもともと誰の金で、なぜここにあるのかという謎のピースがどんどん当てはまっていくのがとにかく爽快。お金の入ったヴィトンのバックが何度も映る度になんだか、どんどんバックが可愛く見えてきたりもする。
.
原作は日本の小説らしいので、なぜこれ日本ではスルーされた?と思って調べてみたら確かに日本より韓国映画の雰囲気の方が合っている。韓国ドラマ・映画を日本でリメイクして面白いのはあまりない気がするけど、韓国は日本のものでもはずさないねぇ。
.
コメントする