「ひとつのアニメ作品としては…」岬のマヨイガ だるちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ひとつのアニメ作品としては…
羊文学が好きで、マヨイガという曲が主題歌になっている映画があるらしいという事から入って、丁度amazonプライムにあったので鑑賞してみました。
被災地復興プロジェクトの一環という事で、その意味では意義のある映画だとは思いますが、ひとつのアニメ作品として楽しめたかといえば、正直なところ微妙でした。
見ず知らずの子供を孫だという事ですんなり引き取る事が本当に出来るのかどうかは判りませんが、そこは目をつぶるとして、ものすごく意味ありげなおばあさんが、あまり活躍しなかったり、ラスボスがそれほど強力ではなかったりと、ちょっと拍子抜けした感じでした。
実は、おばあさんは若い頃に巫女をしていて、その時からの因縁で、とかの隠し設定があるのかといえばそういう訳でもなく、普通な感じで終わった印象です。
元が絵本とのことなので、あまりにも複雑だったり残虐だったりの設定はしづらかったのかもしれませんが、個人的には少し不完全燃焼感を感じました。
大竹しのぶさんの声優としての能力はすごいと思いましたが、演技派であるはずの芦田愛菜さんもあまり印象に残らず、残念な感じでした。
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