「タイトルなし(ネタバレ)」岬のマヨイガ panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
予告動画が面白そうだったので鑑賞。
喋れないけど、ひよりが可愛かった。
この映画は東日本大震災が絡んでいる。場所は東北だし、ひよりは災害で祖父母を失い孤独になっている。町を去る人もいるが、必ず戻ってくるような地元愛が感じられた。
父親から逃れてきたユイ、家族を失ったひより、二人を引き取ったキワおばあちゃんの3人が、岬にあるマヨイガで暮らすことになる。
マヨイガとは、不思議な家でそこを訪れた者は幸せになれるという言い伝えがある。
ユイとひよりが避難所にいると、自分の孫だとキワは機転を利かせて引き取った。キワが連れてきたのは岬にある一軒家。かなり古い建物で、外壁が無くていきなり障子だ。もしからしたら雨や冬に雨戸を閉めれるのかもしれないが、寒そうな日本家屋だ。ユイはこの家に何か違和感を感じていた。
ある日、水が飲みたいと言うと目の前にコップ一杯の水が現れる。氷の入った冷たい水が欲しいと言うとコップに氷が現れた。キワはここはマヨイガだと言う。そこで、障子の穴が塞がっていたことも合点がいく。
キワはふしぎっと(妖怪とかお地蔵さん)と会話出来る特殊能力の持ち主。ある時、岬に封印されていたアガメ(ヘビみたいな龍みたいな姿をした悪者)が解放されてしまうと、キワは各地からカッパを呼んで状況の調査依頼をした。
最初は小さかったアガメも成長し大きくなっていく。
キワはユイとひよりを連れて川を上って、マヨイガ本殿に行く。マヨイガ本殿ではたくさんのふしぎっとがいて、力を貸してくれるようお願いした。
最後に大きくなったアガメとキワが戦うが苦戦する。ひよりは町で習ったお祭りの笛が魔物を弱体化させることを知っていたので、アガメに向かって笛を吹くとアガメは弱まった。
そこでユイはこれも町で習った弓でアガメを倒した。