「思わぬ拾いモノ」ステージ・マザー ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
思わぬ拾いモノ
タイトルだけしか予備知識がない状態だったが、思わぬ良い作品だった。
最初はゲイバー、ステージというのはゲイバーかと思っているといきなり人が倒れる。
すると汚い(失礼…)おばあさんが出てきて、息子の葬式に出る、出ないで、そのおばあさんと爺さんが揉めて…
という序盤。
ゲイになった息子を許容できない親の葛藤を描く作品かと思っていると、全く違った。
葬式に来た例のおばあさんが、息子が形見として残したゲイバーを危機的状況から救うために経営に参加する。というお話しだった。
田舎のおばあさんの風貌(重ねて失礼 m(__)m)でありながら、彼女の人柄が魅力的に描かれて、だんだん可愛く見えてくるから不思議。
「差別しない」とか「寛容」を示すのは、ポリコレではなく 本来こういう事なのだろうなと思わせる、ハートフルな良いストーリーだった。
ディズニーなど米映画界は、この映画に学ぶべきなんじゃないだろうか。
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