「頭がクラクラしたよ……」サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス よしえさんの映画レビュー(感想・評価)
頭がクラクラしたよ……
筋を追うのは割と早いうちに放棄した。
時期的には60年代の公民権運動からの人種差別に対する階級闘争への、別の回答のひとつと読み取って良いのだろう。争うのではなく、こんな地球は捨ててみんなで宇宙に行こうぜ。ああなるほど、とは思った。思ったが、それがなぜこうなるのかは、神(もといサン・ラー)ならぬ凡人の理解の及ぶところではなかった。
まあ宇宙から来た人だしぃ、思考回路が異なるのは仕方のないことだけどぉ、もうちょっと絵面だけでもキレイにまとめられなかったのかしらねぇ。
なお、宇宙船の特撮は意外にもクオリティが高く、割れる地球のシュールさと相俟ってちょっとした救いになっていたと思われる。
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