劇場公開日 2021年9月10日

  • 予告編を見る

「“浜の朝日”って名前だったのか!」浜の朝日の嘘つきどもと kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5“浜の朝日”って名前だったのか!

2021年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 『東への道』、『喜劇女の泣きどころ』とか『青空娘』なんて全然わかんね~。ましてや『怪奇!!幽霊スナック殴り込み』なんてわかるはずもない。映像を観てわかったのはバスター・キートンくらい(タイトルわかんない)だったかな。

 それにしても大久保佳代子が大活躍!男にだらしないなんて素でいってるんじゃないですか?まぁ、こんな生徒思いの先生がいっぱいいればいいな~と思えるくらい、魅力的なキャラを演じていました。

 コロナ禍でミニシアターの経営が大変なことになっています。だけど、上映されていたのはシネコン。自粛が多い中でサブスクが急成長したり、ますます映画館から足が遠のいてしまってます。知らない人たちと同じ空間で共感したり、まったく違うところで泣いたりして、みんな幸せになれるんだよね。

 個人的に最も面白かったのはじじぃ支配人の2本立てのネタ。佐世保巻きと海鮮丼くらいの差があるとか言ってたけど、やっぱり強制的に感動の差がある映画2本見せられるのは辛いかもしれません。最近2本観るときは邦画・洋画と全くちがった作品の組み合わせにしています。レビュー上げるときにこんがらがっちゃうから・・・

 それにしても今年は映画制作など映画愛に溢れる作品が多いなぁ~

【追記】
 我慢できなくなり、TVドラマ版「浜の朝日の嘘つきどもと」を観た。レンタル料500円って、高いかな~とも思ったけど、3500円に比べれば安い安い・・・

 映画の最後に登場した川島健二(竹原ピストル)がメインとなり、茂木莉子、森田保造、ドキュメンタリー監督の藤田慎二、松山秀子(吉行和子)の出演。撮影順はこちらが先なんだろうけど、見事に繋がっていた。ただ、茂木も森田もかなりの嘘つき。息をするように嘘をつく二人だけど、これがタイトルの意味だったんですね。

 「シェフになろう。君のために」という大駄作を作ってしまった川島監督は南相馬市で自殺する場所を探していた。お調子者の朝日座の二人は一緒に探そうとするが、結局は思いとどまらせる方向に・・・まぁ、キャラ立ちは映画版と全然違ってるけど面白い。笑える。

 朝日座の看板には映画版でもチラッと出ていた『ベルリン天使の詩』と『天使にラブソングを』の二本立て。さらに『家族ゲーム』と『しとやかな獣』、『生きる』と『素晴しき哉、人生』のカップリングだ。また、映画でも見えていた除染廃棄物についての若干の説明あり。

kossy
きりんさんのコメント
2023年3月13日

ドラマを観ないと本編の映画が補完されないなんて
ちょっと反則とは思う。

きりん
カールⅢ世さんのコメント
2021年9月19日

kossyさん、早速の共感ポチリありがとうございます。「喜劇・女の泣きどころ」は大地喜和子のほかに、湯原昌幸、坂上二郎、財津一郎、小沢昭一、京唄子、鳳啓助、ミヤコ蝶々ですよ。ポスター飾ってありました。二本立ての攻防戦、面白かったですね。武蔵野館のディスプレイにはオススメの二本立てとして、浮雲&放浪記、ベルリン・天使の詩&天使にラブソングを、グラントリノ&大誘拐、永遠と一日&北京原人、トト・ザヒーロー&怪奇!幽霊スナック殴り込みのポスターが飾ってありました。タナダユキ主演の幽霊スナックはその他、リリー・フランキー、みうらじゅん、横山剣が出演ですよ。観たくなりますね~ テレビドラマの前日譚なんですね。探して見ます。

カールⅢ世
bionさんのコメント
2021年9月19日

ドラマ版見ました。
嘘つきコンビで、もう一本くらい作って欲しいですね。

bion
NOBUさんのコメント
2021年9月18日

今晩は。
 TV版は見ない予定のNOBUです。(意地っ張り)
『東への道』、『喜劇女の泣きどころ』『青空娘』『怪奇!!幽霊スナック殴り込み』すんごく気になってしまって・・。
 特に最後。映画って凄いなあ。ピンク映画って観た事ないですが、新聞の西尾鶴映の「白衣にしみる愛液」とか「下劣な色気尻」などというタイトルを見ると、明日行っちゃおうかなア・・などと思ってしまいます。
 映画ドットコムでは、こういう作品のレビューは受け付けてくれるんですかね?「小悪魔妻 美乳で誘う」に誘われちゃおうかなア・・。流石に叱られるかなあ・・。では。

NOBU
bionさんのコメント
2021年9月18日

ドラマ版って続きなんですか。
それは、ぜひ見ないと。

bion
近大さんのコメント
2021年9月18日

自分も映画観てからドラマ見ました。
ドラマ先に放送してたのは知ってましたが、何となくスルー。
いやはや、見事に繋がっていましたね。言うなれば、ドラマから見るか、映画から観るか。どちらでも良きです(^^)
ドラマのとあるワンシーンで、自分のよ~~~く知ってる郡山の風景が映って、おおっ!となってしまいました。

近大
bionさんのコメント
2021年9月18日

映画好きにはたまらないですね。
『サマーフィルムにのって』に続いてキュンキュンきちゃいました。

bion