劇場公開日 2021年8月20日

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ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価

全583件中、461~480件目を表示

4.0言葉、テキストをめぐる物語

2021年9月6日
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鑑賞方法:映画館

村上春樹の短編集を基にした濱口竜介脚本・監督作品。俳優・演出家である主人公が、妻の不貞現場を目撃したまま、不意に妻を失ったあと、広島での演劇制作と、無愛想な送迎ドライバーとの交流によって、再生していく。
濱口作品は初見だが、作中、演者にチェーホフの「ワーニャ伯父さん」のテキストを、感情を入れずにゆっくりと読ませ、体に染み込ませていく手法は、監督自身の演出技法とのこと。
原作未読なので、どこまで創作要素を入れたのかわからないが、画面上に字幕を映す多言語演劇は興味深いし、韓国手話まで取り入れているのは秀逸。脚本家である妻が語る話、「ワーニャ伯父さん」の朗読テープを含め、言葉、テキストをめぐる物語と言える。言葉の意味ではなく、言葉そのもののやり取りが、互いの感情に作用するというか。言葉すらなく、手振りだけで感情を揺すぶるラストは象徴的。
主人公役の西島秀俊は素晴らしい。三浦透子と西島秀俊が並んで車のサンルーフから煙草を差し出すシーンがいい。難役の岡田将生も頑張っていた。あと光っていたのが、ユナとユンスの韓国人夫婦。妻役の霧島れいかには、もう少しミステリアスさがほしかった。
作品全体として、外国映画のような肌触りで、近いところでは、ジャームッシュの「パターソン」、イランのファルハディの諸作品を思い出した。
主な舞台となった広島と瀬戸内のロケーションも良い。ごみ処理施設のエピソードも。
あらためて原作を読んでから、また味わい直してみたい。

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山の手ロック

4.5演技

2021年9月6日
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鑑賞方法:映画館

殆んど会話劇

三時間観せていく演出がすごい

人間、白黒で判断できないんだな

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うんこたれぞう

4.0何事もなかったような夫と妻の関係はいかに

2021年9月5日
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179分という長さを感じさせない映画だった。
妻の隠された行動に対し、夫は何事もなかったようにふるまう、また妻は人がうらやむような幸せな夫婦として愛情を注いでいるように見える。
本質的なことを語ることのない夫婦、それはどういうことを意味するのか。
劇中劇の台本読みのシーンは結構長く、多言語で行われるため、映画のストーリーとの関係がしっくりこなかった。これは私の理解力不足によることかもしれない。
西島秀俊の目線で進むので、岡田将生のみが知る妻がとてもキモとなる。
見終わって男女の関係を考えさせられた映画であった。
広島でのロケが多く、よく行く場所での撮影であったので、見慣れた風景だと映画がつくる創造の世界に入り込めないところもあった。

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M.Joe

5.0作り込まれた映画

2021年9月5日
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感動と同時に押し寄せてくる尿意という誰かのレビュー以上のものをかける気がしません
そういうことです笑笑

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ドンテヌン

3.5ビートルズの曲名をタイトルにしがち(RGっぽい村上春樹あるある)

2021年9月5日
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妻が他の男と浮気している現場を目撃するってどんな気持ちなんだろう。怒り狂ってしまいそうだけど、関係が壊れるのを恐れてその場を離れて黙っている気持ちもなんとなくわかる。家福と妻の音の幸せな生活が描かれる冒頭。音が亡くなった後に、演じている西島秀俊の文字がスクリーンに現れて(それなりに時間は経っていた)ここで!?と思ってしまった。たしかにこれでは長くなるはずだと思ったが、その後広島での演劇の演出、妻の浮気相手?高槻とのやりとり、ドライバーのみさきとの関係、みさきの過去といろいろとてんこ盛り。なるほどそりゃ長くなる。
家福の妻への愛、みさきの母への思いが絡みあって、お互いの思いを語るようになる2人。この流れはよかったし、最後もどういうこと?と思いながら清々しい終わり方だったので印象は悪くない。原作は未読だけど、これ短編なのか?
妻の不貞に振り回されるって話は村上春樹っぽい。雰囲気は好きなんだよね。個人的には演劇のシーンが結構長くてつらかった。これがないと手話のシーンが活きてこないという理由もわかる。でも、もっとコンパクトにできたはず。

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kenshuchu

3.5長さを感じさせないと言ったら褒めすぎだけど、飽きずに観ることができ...

2021年9月5日
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鑑賞方法:映画館

長さを感じさせないと言ったら褒めすぎだけど、飽きずに観ることができた。原作で印象に残ったみさきの台詞が使われなかったのは少し残念。

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Mr. Planty

4.5乗り越えられないものと向かい合うささやかな試み

2021年9月5日
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濱口竜介「ドライブ・マイ・カー」、単なる喪失と再生の物語ならここまで心を打たれなかったと思う。もう取り戻せない、今も乗り越えられないものを抱えながら、そして向き合いながら生きていく人生も祝福されるべきだという映画だと思う。傑作。

そして、全編に渡ってパク・ユリムさんの演技が圧巻なんだけど、終盤のあそこはもちろん、夕食のシーンでも素晴らしかった。というか、あのシーンは4人とも素晴らしい。

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ピンボール

4.0ふむふむ

Nさん
2021年9月4日
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やっぱ、、長いねw
ただまぁもちろん長いだけではありませんし、丁寧に描かれてるんだなと伝わってきました。

正しく傷ついてなかった。
結構あるんだろうな、そういうこと。
逃げて、逃げて、、、

長いとその世界に入り込みますね。
音が一切なくなった瞬間とか不思議な感覚でした。

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N

3.0三浦透子の面構え。

2021年9月4日
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支持。

この距離感の群像によるこの物語でないと描けない事を描けている。

超ハードボイルドな三浦透子の不敵な面構え、
三時間と長いはずが展開が緩まないかに思える作劇と密度、
運転が上手いとして安心して物語に身を委ねられる快適を評す。

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きねまっきい

4.0以前とは違う

2021年9月4日
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村上春樹の作品はいつも喪失の物語だ。少なくとも以前はそうだった。
最近はあの特徴的だった文体が変わってしまった気がして読めていないのだが、この作品を観ると今でもそうらしい。
ただ、以前は喪失を前に呆然と立ち尽くしてしまう、あるいはなんとか折り合いをつけてゆくようなところだったのが、どうやら先に進めるようになってきたようだ。
あの懐かしいサーブのルーフに掲げられる二本の煙草は、先に進んでゆくための、墓標に供えられた香のようなものだったのではないか。
そうした「再生」を思わせる終わり方に、以前はなかった希望を見出してしまう。が、これが映画によるものなのかを原作を読んで確認してみようかな…
しかし、なんぼなんでも、長い!

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ぱんちょ

5.0大人の映画

2021年9月4日
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鑑賞方法:映画館

原作を読んでいたのでどう味付けされるのだろうと興味津々で鑑賞した。村上春樹の「女のいない男たち」の中の二つの話が上手く組み合わされ、さらに話が膨らんで素晴らしい作品になっていて驚いた。
いくつかオリジナルのディテイルが足されていたが説明くさくなく、自然にその意図がわかるし、心理描写が的確で見る者の気持ちを上手くリードしてくれた。ストーリーに破綻がなく、なるほどと驚いた。脚本賞を取ったのに納得。特にチェーホフの「ワーニャ伯父さん」を持ってきたのが凄い。脱帽。
西島秀俊も上手いが、岡田将生が少しいやらしい若者をわざとらしくなく演じていて素晴らしい。三浦透子も存在感がある。多国籍で作る芝居の役者さん達も皆さん的確。
主人公もドライバーの若い女性も心の底にしまっていた澱を洗い出し、それでも生きていく姿が、舞台に戻った主人公、韓国で暮らしているドライバーの姿で表わされ、終わり方が秀逸だった。

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たこ姫

5.0凄い

2021年9月4日
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なんで泣いただろう!
気付いたらぼろぼろ涙が止まりません。
良い話といい表現。
伝わなかったことを丁寧に伝えようとすると、
伝えます。
最後の舞台、台詞なくて字幕を読んだら奥さんの声が聞こえます。最高の響きになります。
今日もいい作品と出会えて良かった。

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ミサト

1.0「心」への敬意がない

2021年9月4日
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村上春樹氏は多分、人の心を「わからないもの」として取り扱っており、特に短編では、その輪郭を丁寧に描くことで、読者に中身を想像させているのだと思います。
そこが面白い。

でもこの映画は、監督か脚本家かはわかりませんが、「女は男がわかってあげなくちゃいけない存在」といった古くて尊大な感覚で、人の心を「わかったつもり」になって作った映画に感じます。

もちろん、わかったつもりにならなければ映画にならないという事情もわかりはしますが、キャストの演技がうまいだけに語りすぎ、説明しすぎに感じてしまう。
そしてその説明がひどく頓珍漢に感じる。

村上春樹の世界観の表面だけを真似ているため、中身との齟齬が余計に気になってしまいました。

村上春樹原作でなければ我慢できたのかもしれませんが……。
この監督とは相性が悪いなと思いました。

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規子

5.0騙されたと思って・・・

2021年9月4日
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鑑賞方法:映画館

濃密な会話劇が静かでゆったりしたリズムで語られているのに疾走感が凄い!3時間がアッとゆう間にぶっ飛んでゆく。原作やチェーホフを知らなくても存分に楽しめた。それ程映画作品として強い。ジャンルを問わずお金を払ってまで面白い映画を映画館で観たい人に強くお勧めです。

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チョコフレーク

4.0とにかく言葉が多いのにくどくはなく、でも言葉は作品の中ではとても重...

2021年9月3日
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とにかく言葉が多いのにくどくはなく、でも言葉は作品の中ではとても重要で、じゃあ言葉で説明しているだけかというとそうではない。加速も減速もなめらかに、流れるような作品。
静かな映画なのにとなりのスクリーンから重低音が響いてきたのにはまいった。シネコンの罠。

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ghostdog_tbs

4.5この長尺でも消化しきれない、膨大な要素が詰め込まれた作品世界の濃度に圧倒される一作。

2021年9月3日
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同名の村上春樹の短編を濱口竜介監督が映像化。三時間という昨今の日本映画としてはかなりの長尺ですが、それでも収まりきらないほどの膨大な要素が詰め込まれており、鑑賞中はほとんど時間が気にならないほどでした。主人公の家福が広島に行くきっかけとなった出来事など、いくつかの場面を除くと大きな起伏がない状況が物語の大半を占めるにも関わらず、このテンションの保ち方はすごい。それだけでなく、いくつかの場面ではまるで劇中の人物が観客に語りかけているような、あるいは観客が劇の中に入ったような感覚に陥ることがしばしばありました。これは劇中劇の素晴らしさもありますが、俳優達の演技の凄まじいまでの完成度ゆえであることは間違いないでしょう。

冒頭の一幕、そして劇中劇の内容から明らかなことは、本作が「ことばを巡る物語」であるということです。ある者は言葉の意味を過剰に深掘りし、ある者は発した途端消えてしまう言葉を何とかつなぎ止めようと奮闘し、ある者は言葉を発することを恐れて押し黙っています。「ことばに囚われた人々」を描いている、と言い換えることもできそうです。

このことを非常に良く表現している(と思えた)のは、家福と渡利が訪れるある場所です。本筋とはあまり関係なさそうに見える「そこ」では、日常にまんべんなく行き渡っているけどある時点で「見えなく」させられたものを、もう一度可視化することができるのです。この当たり前すぎて見えなくなってしまったものの存在を今一度意識するようになる、という過程は、本作全体の流れを凝縮しており、実際後半の展開はまさにこの場面が示した通りの展開となります。

劇中劇と共に物語が進行するという手法は、濱口監督の代表作の一つ、『ハッピーアワー』(2015)でも用いられているとのこと。本作は村上春樹の作品を底本にしつつ、濱口作品として生まれ変わらせるという、(良い意味での)換骨奪胎となっています。

パンフレットもまた作品同様情報密度が濃くて、読み応えがあります。なんと広島の観光案内としても使える!

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yui

3.5ハッピーアワーの魔法を見てしまうと

2021年9月3日
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前提として、濱口竜介のファンなのですが、この作品も良かったけれど、食い足りない。スター俳優だと、かえって演技の鮮度というか、演出で引き出される魅力は限定的なのかも知れない。私は今年に上映する短編集の方がキャストも気心の知れたPASSIONのメンツなのでそちらに期待している。村上春樹の短編小説は楽しく読んでら「木野」で悲しめない男の虚しさに感動した。仕方ないけれど、さすがに行為が鏡に映って見えてしまっているなら、怒鳴るなり表現するのではないか。演劇ということもあり「親密さ」と合わせて語る方が有意義かもしれない。「親密さ」はどうも楽しめなかったがそれと同じかもしれない。時間を溶かすような良い意味での長さはこれまでの濱口の映画を観ていれば驚くほどではない。濱口の本で明かされていた本読みのメソッドをそのまま映像に写しても、面白いとは思えなかった。稽古シーンとしては「王国」に圧倒されたこともあり、そこを越えることはなかった。「あなたはふさわしい」を観たこともあり、脚本の高橋の存在はハッピーアワーでも大きかったのかもしれない。コロナもあり、思うように撮影できなかったのかもしれない。良い映画だが、あの濱口なのだから、もっとすごいはずだ。もう一度劇場で観て評価が変わることもありうるけれど、それでも初見の感想を残しておこう。
10月31日にもう一回観たけれど、それほど感想変わらず。男優の魅力があまりない。男が観て、圧倒される男じゃないのかもしれない。そんなんちゃんと口に出せばいいじゃない、向き合えば良いじゃないと思ってしまう。公園での演技は確かに、素晴らしかった。男優で一番よかったのは、韓国のマネジメントの人かもしれない。あと、安部聡子さんも凄い不思議で楽しい。身も蓋もないことを言うと大して西島に惹かれないことが理由かもしれない。
カッコつけて「僕は正しく傷つくべきだった」とありますが、ゲスく言い換えれば「なんでキレられなかったんだろう」な訳でキレるという方法で傷を表現したっていいのになぁと思ってしまった。キレるなんて幼稚な表現ができているうちはまだまだ人生イージーなのかもしれない。さらに具体的にどうキレるか考えると、もし私も西島のような状態になったらまずパンツを脱いでからキレに行くのが正解なのではないかと思う。
更に考えるとセコい発想だが、夫人と問題が表面化する前に死んだので問題から逃げ切れたとも言える。死なれるとあまりに大きな悲しみの為に不倫されていた傷がショボくなり、不倫についてはうやむやに出来てしまう。そんな自己保身をしてしまう自分に嫌気が差すという話だけれど、他人から観ると上手く修羅場から逃げ切れてキレイな思い出のまま死なれて揉めなくてよかったねとも言えるかもしれない。問いただしたり、キレた後に死なれたりしたら、もっと悲惨になっていたように思うのでこの主人公は処世術に長けているとも思える。

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タカシ

3.5不思議な余韻が残る…

2021年9月2日
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なんか不思議と心に残ってるんですよね。。。。
村上春樹原作なので、ちょっとセリフが説明臭いし文学的な言い回しだったりと、好き嫌いは別れるかもしれないし、私も特別 村上春樹が好きというわけでもないのですが。
なんなのでしょう、この余韻・・・

特別に感動したわけでもなく、観て何週間も経つというのに、実はまた観たくなっている不思議。

俳優兼 舞台演出家である西島秀俊と、運転代行ドライバーの若い女の子の物語。

舞台配役のオーディションの様子とか、本読みと呼ばれる脚本読み合わせ、立ち稽古…
あぁ、こうして舞台というものは作り上げられていくんだな、と興味深いくだりもあり、各俳優陣の個性、とりわけ岡田くん演じる若手新鋭俳優の立居振る舞いが気になる。そして彼の秘密も。

ストーリーは西島さんとドライバーの車中の会話が軸です。
静かな中にも少しずつ芽生える2人の信頼関係、お互いの過去の大きな傷。それがキー。

なんかうまく言えないんですけど💦
3時間が長く感じない!
泣いたりもないんだけど、なんか心に残る!
やっぱりもう一回観よ😃

岡田くんが車中で西島さんに言う長セリフがとても良かったんです、どうしても思い出せなくて。

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Mariko

3.5懊悩し溢れる慟哭の後に

2021年9月2日
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バラバラに散漫としながら進んでいくストーリー。どこか上の空で、そんな散漫とした世界を漂う登場人物達。それでも何時しか集束していき雲となり、其々の思いがフワフワと降り積もる雪の様に、シンシンと世界を白く染めた頃に痛みと共に訪れる一条の光。救い、等とは言えないが、各々の答え、ではあったのだと思う。そんなお話し。
何とも言えない空気感とそれを演じる役者陣、長時間(三時間)とは言え心地好く過ごせました。心地好い話ではないのだけれども(苦笑)。ただ、画面がTVドラマっぽいのだけが残念でならなかったなぁ。うまくは説明出来ないのだけれども、自分の中ではそんな感じでした。

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lynx09b

5.0出来た男の自制と恰好付けが招く苦悩

2021年9月1日
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鑑賞方法:映画館

村上春樹の短編にはすぐれた作品が多いけど、本作は読んだことなかった。でも十分に村上春樹の筆を感じさせてくれる素晴らしい出来だった。 思うようにいかぬ人間の気質や性(さが)、その不条理を見事に描いている。 出来た男の自制と恰好付けが、結局は重い苦悩と葛藤を呼ぶことになる。 いい妻が、あることを境に肉欲に勝てぬ妻になってしまったり、演技力抜群の俳優は、抑えの効かぬ激情を抱き合わせにしていたりする。 だがドライバー役の女性が抑えの効いたいいムード。 タバコ、また吸ってみたくなって困ったよん。 笑

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悟空