ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価
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いいじゃないですか!
最初は3時間という時間に 尻込みをしてみていませんでしたレビュー見ても 極端に差がありますね 結論から言うと 面白かったです 村上春樹の 世界観が よく出てました 外国で受けるの
も分かります 寡黙なドライバーの女の子と 心に傷を負った 脚本家 それぞれのキャストが みんないい味出してます あっという間の3時間でした
なんのこっちゃ
脚本家夫婦のおしゃべりセッ○ス、奥さんは旦那さんいないときも若いの連れ込んでまたセッ○スそれを目撃する旦那さん、浮気みても旦那さんは盛んに奥さんとセッ○ス、空き巣はしてもオ○ニーはしないお話しながら奥さん昇天、夫婦仲は良さそうだけど娘が死んだよう、ある朝なにか話があると言い残して奥さんは死んじゃう、ここまでがプロローグ
2年後、旦那さんは公演監督で広島へ、主催者から女の子ドライバーをあてがわれる、キャスティングも決まり稽古の毎日、奥さんと浮気相手だった主役が無断で写真を撮る奴をなぐり殺して公演を中止するか旦那さんが主役を務めるか考えるためにドライバーの生まれ故郷の北海道までロングドライブ、旦那さんは自分が妻を殺したと悔やみドライバー女子は母親の多重人格と災害で見殺したことを悔んでて2人は仲良しに、公演は旦那さんが主役やって拍手喝采、ドライバーちゃんはなぜか韓国で同じ赤いサーブに乗ってて、おしまい。なんのこっちゃ
引き込まれて魅せる3時間
物語は淡々と過ぎて、派手な事件もショーアップされたシーンも無く展開するのですが、それでもグイグイと映画世界に引き込まれる3時間で、最後まで目を離せず、胸に迫る様な台詞に心が揺すぶられます。
物語の主軸とは別に、世俗的メディアやそれに共鳴する現代社会、最近の国際社会の動向へのアンチテーゼも含まれて、それがさりげなく心に問いかけるエッセンスの妙味。音楽は控えめで沈黙と対比され、自然で美しい映像が綴られ、ロードムービー的展開で観客は一緒に旅する。舞台で繰り広げられる劇と映画の物語がシンクロしながら、いつしか観客は、物語と舞台の区別が無い世界に導かれていく…これは凄い。
そして、それぞれの役者の静謐だが迫真の演技は見所だろう。西島秀俊が妻役・霧島れいかとのベッドシーンで描く官能的で内省的な演技、終盤の舞台での虚実混沌とした世界で無言での表現など胸を打たれる場面の数々。岡田将生のオーディションシーンや車の中で西島演じる家福に語る長回しの演技は彼の白眉では無いかと思う。ドライバー役・三浦透子のミステリアスな演技と、そして最後のシーン…。
虚構と現実をシニカルにどこかで捉えているクールさは村上文学のエッセンスを見事に表現していて感服。
非常に文学的で知的な作品だが、決して取り澄まさず、映画的面白さが漂う品格のある作品に仕上がっていて、鑑賞した後にこの作品と出会いに心が楽しくなりました。
今年初の残念映画
後半明かされる事実に、あれ?そうなの?と。
私の読解力不足かもしれないけれど、たまたま偶然妻の不倫現場を見てしまった夫。そのように理解して物語を追っていた。
実は複数の男と関係を持っていた妻、その事実を知りながら問い詰められなかった夫だったということ?
でも、そんな描き方してないよね?
後出しジャンケン感が半端ない。そこでガクッとズッコケた。
一歩引いてフラットに見ると、要は男漁りをやめられない妻に、それを知っていて責めることもできない夫と、その後の話。
それを勿体ぶって語られてもなぁと。
村上春樹原作らしいけど、どこまで原作に忠実なんだろう?男女のドロドロを意味ありげに描かれても。例えるなら温いカフェオレにはミルク、砂糖を大量にぶちこんだべとつく感覚.(語彙力不足)。
演劇と重ねて描いたり、個々のシーンはとても好きだったので少し残念。
村上春樹は嫌いです
彼の作品は興味深いものがあるのだが、どうも文体と台詞が鼻に付く。知性的ではあっても、不細工な男が目一杯カッコ付けている感じがして、どうにも好きになれない。全く妙な作家だと思う。彼の原作だということで全く気にも留めていなかったのだが、アカデミー賞の前哨戦にあたる賞を取ったということで、ミーハー気分に乗っかって鑑賞した。台詞は村上春樹丸出しで食傷気味ではあったが、チェーホフの戯曲が自然とまとわりつきストーリーが進み行く様は中々面白い演出だった。役者が西島秀俊と岡田将生を除いてはほぼ無名と言って良いキャスティングが功を奏したようで、3時間という上映時間も気にすることなく鑑賞出来た。脚本は間違いなく素晴らしい。さすがに、アメリカの映画界もキチンと内容を見ているようだ。
満員でした
良くも悪くも村上春樹
179分要る?
おもしろい!…けど
久しぶりに欧米に評価された邦画なので見ました。面白かったです。
原作未読にも関わらず原作小説の匂いが伝わってきそうな素晴らしい映画化だと勘違いしています。邪推出来る幅がちょうどいいくらいで1人で見て、1人で考えるのがおすすめです。えっちなシーンも結構あるのでね。
演技は西島秀俊さんと岡田将生さんが素晴らしいと思いました。
西島さんは役の職業との関連性があり、パブリックイメージにも合っていて、下手にキャラ付け、肉付けせずとも配役バッチリだなと。自然な演技でした。
驚いたのが岡田さんの演技であの甘い表情が全て仮面で内心の葛藤、苦悩、闇、苛立ち、嫉妬、優越。人間が放つ醜く美しい澱みが垣間見える演技は特に素晴らしいと思いました。
ただ、不幸のオンパレードすぎて現実味がなく創作物臭がきついと感じました。
言葉、芝居、嘘の中にある真実 分かり合えない者たちの生き様
嘘の中にある真実の言葉、感情のないセリフ読みの演技から染み出す本当の感情に向き合う役者たち。
多言語で分かり合えないはずの役者たちが舞台の上で相手を受け入れ、分かり合い作品を作り上げる様と、真実を受け入れられず演じられなくなった主人公が、全てを許し、自分を受け入れて生きる覚悟を決め、言葉の本質に向き合うまでの物語。とても詩的で村上ワールドそのものだった。
淡々としたセリフ運びの絶望感、ややセリフ過多ではあるが、それが村上春樹的だった。
一点、岡田将生の役柄はもう少し感性の鋭い野性味のある役者の方がよりよかったのではないか。車中独白の場面は前後の芝居から浮いてしまった印象を受けた。
文学的な味わいの傑作
本好きの人が見る映画
賞をとったというニュースを見て観に行きました。3時間という長さでしたが、途中眠くなることは全くありませんでした。
本は読みながら頭の中でイメージをつくって楽しむもので、映画はイメージそのものを楽しむものです。しかし、この映画は映像を見せながら、セリフを通じて別の映像を観客に想像させるという仕掛けでつくられていて、珍しい趣向だなあと関心しました。
なので、セリフ(テキスト)から映像をイメージできる人は、この映画を面白いと感じ、想像力が乏しい人にとっては、退屈でつまらない映画に思えるでしょう。つまり普段から本を読まず、映像作品しか観ない人は、この映画は観ない方がよいです。
ただし、100%良かったわけではなく、セックス重視の脚本(原作の村上氏がいい年してセックスのことばかり書くから仕方がないとはいえ)には、多少うんざりしましたし、役者が起こす殺人事件、北海道へ行く、母親の幼児退行等、原作にない話の流れは、安易な物語展開に思えて白けてしまいました。
しかし、そういうマイナス面は、役者さんの演技や、撮影のこだわりや編集によってじゅうぶんカバーされていて、全体としてはとても良い映画になっているのは間違いありません。わたしにとって、鑑賞料金以上の価値がありました。いい映画をつくって感動を与えてくれた制作チームと役者さん達に感謝したいくらいです。いい映画をありがとう。
アダルト動画へのオマージュ?
久々に退屈映画が登場した
これを絶賛する人は村上ワールドの信者なのか
それとも過剰なアニメ映画絶賛への反動なのか知らんが
とてもじゃないが誰にも勧められない映画だ
村上小説が嫌いだけど評判が良いから観たが
最初の中途半端な官能シーンや卑猥言語の乱用で幻滅
そして延々と見させられる稽古と舞台にショットバー
これらは雰囲気を大事にする村上作品だからこその
小道具と化しているのは分かるが
それでも安易すぎるのでは
そして西島秀俊がいい役者なのは否定しないが
どの作品も常に100%西島秀俊を演じている
多少は髪型を変えるとか太る痩せるとか
何かをしてくれよ
タイトルはビートルズの楽曲からだと思うが
曲からの陽気な雰囲気は皆無で
ただひたすら暗くて重い
そしてスケベな人妻も序盤で死んだ後は
一切登場しない(多分)
せめて回想シーンぐらいあっても良いのでは
大半の村上ファンはこの人妻が登場すると
鼻息を荒くしていると思うが
残りは個性的な外国の女性陣が何人か登場するが
揃いも揃って思わせぶりに暗くて暗くて
それはこんな映画があっても良いが
大勢に受け入れられる作品ではないし
外国で絶賛するほどの何かを秘めているとは
到底思えない
散々はっきりしない展開が続き
最後も思わせぶりで終了する
そう言えばビートルズのラバーソウル1曲目が今作で
2曲目も村上作品だと思い出してしまった
それしか印象に残らん
哲学的文学的
吉田大八監督!?!?!?
アカデミー賞、4部門ノミネートおめでとうございます!!!!!!
日本人として誇らしい!!本当にすごい!!!
もう、大興奮です。まさかノミネートするなんて。
大快挙。作品賞、監督賞、脚色賞、長編国際映画賞。。。
ハマったハマらなかった関係なしに本当に嬉しいです。世界に認められた日本映画。もう、邦画なんて...とか言えませんよ。素晴らしいです!改めて、おめでとうございます!
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2つ謝りたいことがあります。
1つ目は、映画ファンであるにも関わらず数々の賞レースを総ナメしている本作を見逃してしまったこと。再上映にて今更劇場鑑賞です。
2つ目は、ここまで賞レースを総ナメしている理由が私には理解できなかったということ。文学的要素が強い映画は改めて苦手なんだなと感じさせられました。
雰囲気良し、役者良し、ロードムービーとしての質高し。これは間違いないです。西島秀俊好きとしてはたまらない映画でしたし、179分あるとは感じさせられないほどあっという間でなんだかクセになる作品でした。
車の見せ方が上手い。
どんなキャラクターよりもあの赤いクルマが好きになりました。マンションで呼び出し、颯爽と高速を走り、雪の中でゆっくりとブレーキをかける。いやぁ、渋くてカッコイイ。というか、西島秀俊と三浦透子がこのクルマにマッチしすぎている。無音の20秒間は超良かったです。
ただ、色んなところで違和感を感じる。
まず、普段の会話まで舞台っぽい。もっと嫌な風にいえば、日本語が気持ち悪かったです。日本語と外国語の交わりでいつもの何倍もしっかりと聞かないといけないのに、日本語が聞き取りずらいと余計に神経使わないといけなくて、なんだかすごく疲れてしまいました笑
そして、舞台に面白さを感じない。
いや、これは決して元となっている舞台をバカにしたり貶している訳では無いのですが、なんというか断面的にしか物語が映し出されておらず、これと現実で起こっていることをすり合わせながら読み取ってくださいと監督の意図していることは分かるけど、あまり舞台の世界観に溶け込めなかったです。これに関してはどうしたら魅力的に舞台を描けたのかという提案みたいなのは出来ないんですが、微妙だなと思ってしまいました。
ストーリー展開は上手いなぁと思う一方、肝心のストーリーがあまり響かず少し自分に苛立ちを覚えてしまいました。皆さんが面白いと思った作品をどうしていつもこうハマらないのか!共感できず悔しいあまりです。これは一度、村上春樹の原作を読んで出直した方がいいのかもしれません。
という訳で、期待値かなり高めで行ったせいか★3.0というなんとも言えない結果になってしまいました。でも、再上映してくれた映画館には感謝でしかないです。
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