「伝えたい妻と逃げた夫 妻のあの行為はある種の自傷行為だったのかも ...」ドライブ・マイ・カー Birdさんの映画レビュー(感想・評価)
伝えたい妻と逃げた夫 妻のあの行為はある種の自傷行為だったのかも ...
伝えたい妻と逃げた夫
妻のあの行為はある種の自傷行為だったのかも
チェーホフの戯曲を巧みに挟み込み2人の関係性を描き出す
その棒読みのセリフが抑えられた感情をなぞる
家福家のリビングの隙のないしつらえは、
不調を受け入れない象徴のように見える
特筆すべきはユナ役のパク・ユリム
オーディションの場面の手話の演技は釘付けになった
更に高槻役の岡田将生
車中で家福と会話するシーン、奇跡のような表情だった
私たちが演劇や映画に求めることって
案外、こういうカタルシスなのかと感じた
ユナが語った『ワーニャ伯父さん』の台詞は
何度も頭に蘇り心に染み入る
コメントする