「長いドライブの先に見えて来るもの」ドライブ・マイ・カー llさんの映画レビュー(感想・評価)
長いドライブの先に見えて来るもの
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長い映画、終わらない旅、辛い経験や幸せな経験をして始めて人間は生きる意味を知る、そして死んでいく
主人公は妻を亡くし、本心、妻から逃げ続け、
長い旅と出会いを、経験する先に本当の自分の本心に気づく
主人公は出会う人々にそれぞれなぜここに来たのかを問う
自分自身の生きる意味を見出したい理由もあるだろうし、自分がどう生きてきたのか、これからどう生きたいのか知りたいのだと思う
無意識のうちに妻の本心から逃げ、妻に他に秘密があったのではないかと感じていたのは主人公だけでなく観客の我々もだ
長い映画は好きではないが、2時間半、人と物語を信じずに鑑賞していた自分を見つめ直し、ラスト20分で生きる意味を教えてくれるこの映画と脚本には優秀な映画賞がお似合いだ
追記
軽くて幼稚な役にあいかわらず岡田将生は似合いすぎだ
また急な吉田大八監督の出演に驚いた
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