「よく分からんなりにいい感じのドライブ」ドライブ・マイ・カー デブリさんの映画レビュー(感想・評価)
よく分からんなりにいい感じのドライブ
映画を観たなあ、という満足感のある映画だった。夫とラブラブのようでも結局は浮気しているとか、好青年のようだけど結局は暴力を振るって人を死なせてしまうとか、それも一つの見方に過ぎないよなってことを思う。「結局は」の前と後ろに何を入れるか人それぞれ解釈があって。そういうことを、監督はそれが言いたかったわけでは全然ないと思うけど、私は思った。誰も悪人じゃないし善人でもないし、「結局」ったってそこが終着点かどうか分からないよね、みたいなことを。
三浦透子さんにはタナダユキ監督の『ロマンス』の主題歌から注目している。かっこいい役だった。いわばキルアでブラック・ウィドウだ。
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