「相手の心の奥に届く誠実な会話劇」ドライブ・マイ・カー アメリカの友人さんの映画レビュー(感想・評価)
相手の心の奥に届く誠実な会話劇
妻への依存を愛情と疑わない夫、夫を愛し共に生きる為に裏切る妻。
妻を亡くし、血を流し続ける心と向き合い再生していく。
分身のような愛車で共に時間を過ごすうち魂が共鳴していくドライバー。
彼と同じ痛みを抱え、とてつもなく深い孤独の中にいる彼女。
エンディングで頬の傷が消えて瞳に光が宿って、とても綺麗でした。
自分を救うことが出来るのは自分自身なんでしょう。けれど寄り添ってくれる人が、手を差し伸べてくれる人が、力をくれるのです。
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