劇場公開日 2020年12月18日

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「【”音楽は時空を超えて世界を救う!”タイムトラベル・シュールコメディ。キアヌ・リーブスは30年間もハリウッドトップスターに君臨しているのだから、たまには軽いタッチのコミカル映画も良いじゃない?】」ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”音楽は時空を超えて世界を救う!”タイムトラベル・シュールコメディ。キアヌ・リーブスは30年間もハリウッドトップスターに君臨しているのだから、たまには軽いタッチのコミカル映画も良いじゃない?】

2020年12月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

幸せ

ーストーリーは、おバカ過ぎて(褒めてます)割愛。
 ◆Cautoin
 但し、今作は若き頃からのキアヌ・リーブスを愛し、寛容な心持をお持ちの方にのみ、お勧めしたい作品である・・。-

■冒頭の印象的なシーン
 ・前作で、ロックスターの頂点に上り詰めた筈のビル(アレックス・ウィンター:近年は、ドキュメンタリー映画を手掛け、高く評価されているらしい・・)とテッド(キアヌ・リーブス)の「ワイルド・スタリオンズ」は、30年経って、人気失墜。
  ビルとテッドが、二人とはイロイロ複雑な関係のテッドの弟ディーコンと二人の義母だったこともあるミッシーの結婚式で披露した曲がオカシイ。
 - いやあ、テルミン演奏風景を久しぶりに見たよ、テッド。バグパイプも吹くんだね。ビルに至っては、”ホーミー”で歌っている・・。斬新すぎるでしょう! これを二人が大真面目に演奏しているのだから・・、クスクス。 -

 ・彼らの妻、1400年からお連れした、プリンセス・ジョアンナ&プリンセス・エリザベスとたちとテッドとビルのカウンセリングシーンもオカシイ。
 - 幾ら、二人の仲が良いからって、それはまずいんじゃない?-

 ・そこに突然現れるタイムマシン。現れ出でたるは・・、あのルーファスの娘だった・・。(あー、良かった、1.2作の内容をサクッとぐぐっておいて。だって、年代的に見てないからね・・。)
  ここからは、ジェットコースターに乗ったように、物語は凄いスピードで進行する。2720年に電話ボックス型タイムマシンで連れて行かれ、偉大な女リーダーから、”77分以内に”世界を救う曲”を作れ!”と、ビルとテッドは言われ・・。

 ・二人の娘、ティア(ビルの娘:サマラ・ウィービング)とビリー(テッドの娘:ブリジット・ランディ=ペイン:「ガラスの城の約束」以来である。大きくなったなあ・・。)も協力し、ジミ・ヘンドリックス、モーツァルト、アームストロング・・、果ては2000年前の中国の笛の名手リン・ルン、古代人の、動物の骨でドラミングするグロムまで巻き込んでいく・・。

 ・ビルとテッドも未来に行って、未来の自分達から曲を得ようと、大奮闘。様々な未来の二人は刑務所に入っていて、筋肉ムキムキだったり、テッドのお腹がぷよぷよだったり・・、老人ホームに入っていたり・・。クスクス。

◆魅力的なキャラクター二人
 1.暗殺者の間抜けなロボット、デニス”ケイレブ”マッコイ。(アンソニー・キャリガン)
   コヤツガ、ロボットなのに、非常に人間臭くて、クスクス。間違って、皆を殺してしまい、罪の意識で一緒に地獄へ・・。

 2.死神(ウィリアム・サドラー)
   ベースに拘る男・・。レッドホットチリペッパーズのベーシスト、フリーに激似だなあ・・、と思っていたら、
 ”あ、そうか!フリーが”死神”をまねていたのだ!”と気付く・・。

<【音楽は、時空を超えて、世界を救う!】
  歴史上の人物も多数出演の、面白き、トンでもムービー。クスクス。
  客電が灯るまで、席を立ってはいけませんよ・・。
  ビルとテッドの、”ロックンロール魂”溢れるシーンが待っています・・。>

NOBU