「【”音楽は時空を超えて世界を救う!”タイムトラベル・シュールコメディ。キアヌ・リーブスは30年間もハリウッドトップスターに君臨しているのだから、たまには軽いタッチのコミカル映画も良いじゃない?】」ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”音楽は時空を超えて世界を救う!”タイムトラベル・シュールコメディ。キアヌ・リーブスは30年間もハリウッドトップスターに君臨しているのだから、たまには軽いタッチのコミカル映画も良いじゃない?】
ーストーリーは、おバカ過ぎて(褒めてます)割愛。
◆Cautoin
但し、今作は若き頃からのキアヌ・リーブスを愛し、寛容な心持をお持ちの方にのみ、お勧めしたい作品である・・。-
■冒頭の印象的なシーン
・前作で、ロックスターの頂点に上り詰めた筈のビル(アレックス・ウィンター:近年は、ドキュメンタリー映画を手掛け、高く評価されているらしい・・)とテッド(キアヌ・リーブス)の「ワイルド・スタリオンズ」は、30年経って、人気失墜。
ビルとテッドが、二人とはイロイロ複雑な関係のテッドの弟ディーコンと二人の義母だったこともあるミッシーの結婚式で披露した曲がオカシイ。
- いやあ、テルミン演奏風景を久しぶりに見たよ、テッド。バグパイプも吹くんだね。ビルに至っては、”ホーミー”で歌っている・・。斬新すぎるでしょう! これを二人が大真面目に演奏しているのだから・・、クスクス。 -
・彼らの妻、1400年からお連れした、プリンセス・ジョアンナ&プリンセス・エリザベスとたちとテッドとビルのカウンセリングシーンもオカシイ。
- 幾ら、二人の仲が良いからって、それはまずいんじゃない?-
・そこに突然現れるタイムマシン。現れ出でたるは・・、あのルーファスの娘だった・・。(あー、良かった、1.2作の内容をサクッとぐぐっておいて。だって、年代的に見てないからね・・。)
ここからは、ジェットコースターに乗ったように、物語は凄いスピードで進行する。2720年に電話ボックス型タイムマシンで連れて行かれ、偉大な女リーダーから、”77分以内に”世界を救う曲”を作れ!”と、ビルとテッドは言われ・・。
・二人の娘、ティア(ビルの娘:サマラ・ウィービング)とビリー(テッドの娘:ブリジット・ランディ=ペイン:「ガラスの城の約束」以来である。大きくなったなあ・・。)も協力し、ジミ・ヘンドリックス、モーツァルト、アームストロング・・、果ては2000年前の中国の笛の名手リン・ルン、古代人の、動物の骨でドラミングするグロムまで巻き込んでいく・・。
・ビルとテッドも未来に行って、未来の自分達から曲を得ようと、大奮闘。様々な未来の二人は刑務所に入っていて、筋肉ムキムキだったり、テッドのお腹がぷよぷよだったり・・、老人ホームに入っていたり・・。クスクス。
◆魅力的なキャラクター二人
1.暗殺者の間抜けなロボット、デニス”ケイレブ”マッコイ。(アンソニー・キャリガン)
コヤツガ、ロボットなのに、非常に人間臭くて、クスクス。間違って、皆を殺してしまい、罪の意識で一緒に地獄へ・・。
2.死神(ウィリアム・サドラー)
ベースに拘る男・・。レッドホットチリペッパーズのベーシスト、フリーに激似だなあ・・、と思っていたら、
”あ、そうか!フリーが”死神”をまねていたのだ!”と気付く・・。
<【音楽は、時空を超えて、世界を救う!】
歴史上の人物も多数出演の、面白き、トンでもムービー。クスクス。
客電が灯るまで、席を立ってはいけませんよ・・。
ビルとテッドの、”ロックンロール魂”溢れるシーンが待っています・・。>