劇場版ツルネ はじまりの一射のレビュー・感想・評価
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弓道を描いた作品として完璧
2022年劇場鑑賞183本目。
高校の時弓道部だったのでTVアニメ版は気になっていたのですが、見る機会なく映画版をやると聞き、追いかけようかと思いましたがなんとなくそれもせずスルーする予定でした。しかし映画は総集編と聞き、じゃあ観てみようかなと鑑賞。
観ておけば良かった・・・!
なんとなく敬遠していた理由に、なまじ弓道を知っているばかりに粗のようなものが見えるのがイヤだったのですが(弓道の名を借りたBLなんじゃないの?とか)、弓道をやっていると出てくる問題、例えば当てる射か、美しい射か、といった問題はよく出てきて、自分なんかは当てる射にいくことをダークサイドに堕ちるなんて呼んでいたのですが、そういったことを思い出しながら観ていました。普段あまり成績のいい方ではなかったのですが、たまたまものすごく調子のいい時に県大会3位までいった時があって、その時の射場のキーンとした緊迫感と重ねてラスト見ていると涙が溢れてきました。帰ったらTV版も見ようと思います。
今週のアニメ枠のほぼ本命。迷ったらおすすめ。
今年242本目(合計518本目/今月(2022年8月度)18本目)。
「ヴァイオレット~」などで知られる京アニさんの作品の一つです。
原作のアニメは当時見ることができなかったので、ネットフリックス契約者でもあり、最初の数話などを見た程度です。
とはいえ、導入が非常に丁寧で、初めての方でもあまりハードルはないかなと思います。また、「ヴァイオレット~」と同じかそれ以上に知的な内容で、弓道のルールはもちろん、文化など細かいところまで触れられます(すべて溶け込むように説明があります)。
このタイトル名は「劇場版」のものであり、映画のストーリー「それ自体」としては完結していますが(Freeのように前半後半とはなっていない)、エンディングで後編があるかのような描写があり、またそれ前提の字幕も最後に出ます。
非常に知的な映画で、高校大学などで弓道などをされていた方はもちろん、誰にでもお勧めできる良い映画かな、というところです。
上述通り、ネットフリックス契約者は数話見ていれば有利程度で、映画内の説明が(「ヴァイオレット~」と同じように)丁寧なので、そのハードルをいつも低くしている好例だと思います(アニメ作品はそうあってほしいな、といつも思っています)。
特に減点要素を見出しにくいのでフルスコアです。
弓を引く音とか臨場感有った
母が弓道をしてたことをアルバムを見て知り、幼い頃から弓道を始めた鳴宮湊は、中学の時に、はやけ、になり弓道をやめてしまった。高校に進学し、親友・竹早静弥が弓道部に入っても湊は弓道をやらなかったが、凄腕の滝川雅貴との再会をきっかけに、湊は再び弓道を続ける事にした。湊のはやけは治るのか?、弓道部はどうなる?という話。
弓道という部活があることは知っていたが、それ以上は知識がなく、はやけ、という言葉も知らず観たので、勉強になった。
団体戦の緊張感が伝わり、良かったし、弓を引く時の音(ツルネ)も臨場感が有って良かった。
団体戦の男子高校生5人が個性あって面白かった。
弓道を知らない人もぜひ。
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