「ノリが良いながらも見所の多い作品」総理の夫 あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
ノリが良いながらも見所の多い作品
日本初女性総理大臣とその夫を巡るドタバタ劇。お約束の展開も多い安心感のあるコメディ作品。但し、今の社会に突き付けるテーマ性は強い。
一億総活躍社会?そこで目指されるのは国民全員が活躍できる社会ではなく、国民全員の活躍を前提とした社会であり、実態は一億総動員社会だ。
今の社会に必要なのは、全員が活躍できることではなく、活躍できない人に対する寛容さではなかろうか。
そのような意味で、ラストの胸を張った辞任騒動は胸がスカッとする思いがした。
善良な政治家が欲しい。
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