「財務省推薦(増税緊縮推進)作品ですか?」総理の夫 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
財務省推薦(増税緊縮推進)作品ですか?
内閣総理大臣
行政権の属する内閣の首長で三権の長
国務大臣の任命
国会に議案を提出
一般の国務および外交関係を報告
行政各部の指揮監督をする大臣
通称「総理」
そんな仕事に女性が就任したらどうなるの?というテーマの今作
正直あんまり観たくなかったんですが時間の都合でとりあえず観賞
ちょう自民党総裁選で今100代目の内閣総理大臣の
選挙を行っているところですが本当に女性総理誕生の
可能性もあるため割とタイムリーな映画になりました
でどんなだったかというと…
こうした政治の世界をテーマにした映画として
一番やったらマズいことをしてしまってる
映画だったと思います
というのも主人公の妻の総理になる相馬凛子
の政党の主張をへんにリアルに弄りすぎて
ノイズになってしまっているところがあります
政治における政策というのは誰の何であれ
とりあえずメリットとデメリットが存在し
賛同する有権者らの票決まっていきます
それは時勢で変化するものでもあります
それが映画内で正義と悪を戦わせる図式にとって
非常に邪魔になってしまうのです
この映画の相馬凛子総理はシングルマザーの子育て支援
など福祉の充実を訴え支持を集めていますが
そのために消費増税を公言しており
そんな総理を熱狂的に支援するというありえない
構図が出来上がっています
一応連立する巨大与党が国民から批判されやすい
増税を凛子にさせてその後自分が総理の座に座ろう
という策略があり選挙活動中に増税に
文句を言いに来る商店街のオッサン等も
出てくるのですが増税緊縮路線を良しとす方針を
確信犯的に推している事になります
…この映画は増税緊縮を推す財務省推薦作品か?
とスタッフロールで探してしまいました
日本の借金が1200兆あるからもう借金できない
緊縮財政が必要とかテレビで池〇彰あたりが
よく煽ってますが
日本の借金は他国にしているわけではないので
いつまでに返さなければいけないこともないです
例えば山田太郎君がお母さんにお腹が減ったので
1000円借りました
では山田家の借金はいくらですかといったら
0円ですよね
「借金は良くない」から太郎に1000円貸すのをやめて
貯金しようというのが今の財務省の方針です
ではそれを続けて太郎君が餓死したら
山田家の将来はどうなるでしょう
日本国内の資産が1200兆あれば全然問題ないし
そんなに資産あるかって言ったら十分あります
借金は信用の裏返しなのです
借金が悪で借金が多い会社が良くないというなら
日本で一番借金多い会社どこだと思いますか
トヨタ自動車ですよ
問題なのは小手先の消費増税とか国会ですぐ出来る
法案ばかりいじって大元の法案の見直しが一切
出来ないへっぴり腰の政治を改革とか言ってる
現実です
国防費を削いで福祉に回せとかバカしかいません
緊縮増税で借金も資産もないただの荒れ地を若者に
残すのが今の財務省のやり方です
映画の主人公側をよくそんな主張側に回すわ
と製作者の見識を疑います
とにかく全く共感できない政策の女性総理を
狂信的に支持する愚民と言う図式はこの映画の
「もし女性が総理大臣になったらどんなに大変か」
というものとそう関係がありません
むしろ美人ならなんでもいいのかと言う
フェミニスト界隈を怒らせそうです
そして総理の夫役の田中圭ですが・・
この人の演技が個人的に全く琴線に触れません
前観た「ヒノマルソウル」でも感じましたが
いつもコントの演技にしか見えてこないのです
それくらい感情表現もワンパターンで
鳥類研究にしか興味がないオタクじゃなくて
ただのサイコパスにしか見えなくなってきます
なんでこの人ってこう重用されているんでしょう
別にアンチじゃないですがこの人よりうまい
俳優は他にたくさんいると思います
個人的には増税派に仕立て上げられた結果
選挙でボロ負けして失意にあるところを
夫に励まされて再びビールケース乗って
演説するとこからやり直すといった終わり方の方が
リアルで良かったと思います