「一人の命の代償は計り得ないものだった」ある人質 生還までの398日 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
一人の命の代償は計り得ないものだった
「ラッカは静かに虐殺されている」「ラジオ・コバニ」「バハールの涙」「娘は戦場で生まれた」「シリアにて」に続く自主企画『シリア発見』の第6弾。
2013年、デンマークの写真家のダニエル・リューはシリアの非戦闘地域でイスラム過激派組織 IS(イスラム国)に拉致された。ISは法外な身代金を要求した。
ダニエルはシリアで地獄の日々を送った。
母国デンマークでは家族等が金策に奔走した。
愛する者を救おうとするのは当たり前のこと。しかしISに大金を渡すことは絶対に許されない。
鈍い感触のエンディング。これまでシリアに関わる作品を観てきた方にとっては「感動の救出劇」にはならないんだろうなぁ。
この家族が行ったことは『罪』だった。ISの活動を助長した。
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