KCIA 南山の部長たちのレビュー・感想・評価
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あのパク・クネさんの父なのですね
パク・クネの父を演じるイ・ソンミンもすごいけどイ・ビョンホンもさすがの演技です。なぜ大統領を殺したのか。イ・ソンミンのあるセリフがキーになってる?と思えました。その演出も素晴らしい。最後まで見て歴史の1ページだと思ってなかなか感慨深かった。史実ベースのものは面白い。
イ・ビョンホンが韓国語話してる
そうなんですね
군사 정권을 철저 모욕한다! 만세!&일본에서는 정권 비판 영화를 절대 할 수 없다. 바보 같은.
ヒーローになれない韓国大統領
さすが…
どうしてこのような映画を韓国は作れるのだろうか。キム部長演じるイ・ビョンホンの緊迫感溢れる、迫真の演技が素晴らしい。共に革命を起こし、長年支えてきた朴大統領の暴政に、これ以上国民を虐げられない、国際政治からも孤立してしまい、民主化は遂げられないと判断し、また支えてきた自分の身の危険も感じたことから、自らの手で殺害しようとした決意は並々ならぬ決断だったであろう。その心の揺れ動く様もイ・ビョンホンは見事に演じている。キム部長がそのまま、大統領になっていたら、歴史はもう少し早く動いたのかも知れない。韓国映画の底力を見た。
こんな事件あったのね
今回WOWOW・W座のコーナーで観ました。出演の小山薫堂さんの言葉を借りると。
「隣の国でこんなことがあったなんて、知らなかった!」。
「今作は1979年韓国大統領暗殺事件を元に、その4年前のフィクションである」。
事件の前日譚を連想して、作ったかな。
韓国内に「中央情報部」アメリカのCIAって感じで。
アメリカへ亡命した韓国元情報部長(確か)が、暴露本を出す。
それをめぐる話から、盗聴合戦が始まる。
そのスリルや、大統領の腹黒さ・非常さに、主人公が堪忍袋が切れるまで。
いやー、こんな仕事仲間・上司は絶対嫌だ!でしたねえ。
クライマックスで、主人公が血のついた畳ですっ転ぶ場面。
前述の小山さん曰く「リアルだわー」。確かに。
全体的に曇りか土砂降りって感じの重たい話で。
面白いというよりは、隣国の歴史を垣間見た。
ずっしり感を感じました。
権力を手にすると人間は変わってしまうものなのか
韓国中央情報のキム部長らと共に革命を起こし、16年間大統領を務める朴大統領。志を持っていたであろうに、長きにわたりトップに君臨すると、かわってしまうのか。暗殺される直前には暴動を起こした国民を、「戦車で轢き殺してしまえばいい」とまで言ってしまう。暗殺は良いことではないが、もしキム部長があの時に行動を起こさなかったら、多くの犠牲者が出ていたんだろう。韓国の現在も違っていたのかも。
とても観たかった映画だったけれど、地元で公開されず、やっと観ることができた。少し10・26事件を調べてから鑑賞したので、なんとなく理解はできたが、どうしても韓国人の名前が覚えにくくて、誰が誰だか途中で混乱してしまう(どの韓国映画を観てもなんですが😅自分がアホなだけですね)
イ・ビョンホンの熱演はもちろん、イ・ソンミンもしっかりと大統領になりきっていて、韓国の俳優陣はすごいっ👏👏👏
面白い。
とても面白かった。
なんとなく、最後に流れる本物の映像で言っていた
疑心暗鬼になって、と言うのが真実な気がするが(本人は
否定していたけど)
そこに映画ならではの忠誠心と真の愛国心(本当にこれで
良いのか?)との間で葛藤する男の姿を付け足して
とても見応えある映画でした。
イ・ビョンホンの男が決意する時の静かに流す涙は一級品。
よっ!待ってました!と言いたくなる男泣きでした。
小難しいかと身構えたけどとても観やすかったのも良かった。
閣下がもっと憎たらしい顔だったらもっと乗れたなと思い
ました。「弁護人」のクァクドンウォンが超絶嫌な奴だったので、役が交代でも良かったのかなと個人的には思います。
民衆のために暗殺をすると言う決断に至るのだけど、
結局民主化ならず軍事政権となり80年代の光州事件に
繋がって行くのかと思うとなんとも言えないなと思いました。
信じて良いのか悪いのかつかみどころのない閣下。
閣下のイエスマン。
告発する者。
男に利用される女。
決断に揺れる主人公。
みんなキャラが立っててとても面白かったです。
すべり芸
「君の傍には 私が居る」人を酔わせるには良いセリフだ 参考にしたい。 そして拳銃はリボルバー式がいいね。
明智光秀が誰なのかはすぐに判る。
光秀と信長が日本式料亭で「あの頃は 良かったです」と日本語で言った意味は深い。
そして、ヒットマンの拳銃が入った鞄には、ウオンでもなく ドルでもなく 聖徳太子でもなく、
日本の千円札 伊藤博文だった。
アンジョン像にもケチが入る。
物語に急展開を図るキーとなるリーク記事が載るのが、アメリカンメディア系ではなく、
「サンデー毎日」なのには驚いた。
”KCIA(韓国中央情報部)と見えない敵(イアーゴ)との関係”と言う風呂敷を広げて、鑑賞者にを期待を持たるが。。。
なぜ 前職は大統領を裏切ったのか、なぜアメリカが動いているのか
「軍事政権」「長期政権」が気にくわないというだけでは理由説明にはならない。
僕たちが知りたいのは、黒幕が誰かだ。
日々の動きや あれやこれやが重要ではなく、そこがこの映画の肝な筈だ。
そして携帯のない時代に、情報伝達があまりにもスムーズ過ぎるのは映画の構成上いたしかたないのかもしれないが、
せっかくのサスペンス劇に時間的なスリル面を入れられなかったのはお粗末。
しかし作品の展開が早く、とても良い作品でした。
この映画を観たら、「タクシー運転手 約束は海を越えて」を別の角度から観たくなる。
暗殺犯か、革命家か
何せ韓国の歴史&政治絡みのサスペンス。小難しいの何のって。
韓国当時の時代背景も詳しくないし、登場人物らが入り乱れる。特に、登場人物にパクやらキムやら同名が何人か。
見始めはなかなか入り込めず、こんがらがっていたが、一つ一つ整理し、把握しながら見ていったら、やはりさすがの見応えたっぷりの韓国サスペンス!
1979年、韓国で起きたパク・チョンヒ大統領暗殺事件。
韓国では知らぬ者は居ないという衝撃の歴史的事件だとか。
しかも暗殺したのは、大統領の側近だった中央情報部=KCIAの部長。大統領に継ぐ権力者だった…。
ノンフィクションを基に、脚色を加えて映画化。人物名など変えられている。一大事件…いや、タブーだから、実名は無理だったか。
何故、KCIA部長は大統領を暗殺したのか…?
事件発生40日前に遡る…。
そもそもの始まりは、前任のKCIA部長ヨンガクによるパク政権腐敗告発。
激怒のパクから事態の収拾を命じられたのが、KCIA現部長キム。
これが彼の運命を大きく変える事になる…。
アメリカに居るヨンガクに会う為、渡米。再会。
元上司で、友人。説得するが、応じない。
そんなヨンガクから驚愕の話を聞かされる。
KCIA部長時代、信じていた大統領に切り捨てられた。また、KCIAも知らない大統領を陰で動かす“イアーゴ”なる人物の存在…。
大統領を崇拝するキム。
全てはこの韓国(くに)の為。革命の為。
あの漢江に掛かる橋の上の時から。
そんな筈はない。
大統領を信じている。
が…
ヨンガクの“始末”。
大統領は直接下さない。
「君の好きのようにしろ」
それを受け止めたキムは…。
何かとキムをライバル視する警備室長のサンチョン。大統領にキムの不手際をアピールして信頼を失望させる姑息な罠。
大統領を敬愛していたキム。
キムを信頼していた大統領。
次第に不和が…。
大統領に忠誠を誓い、国を思い、その一方で複雑な感情を滲ませる。イ・ビョンホンが得意のアクションは抑え円熟の演技で、個人的には『王になった男』と並ぶベスト・パフォーマンス!
クァク・ドウォン、イ・ソンミン、イ・ヒジュンら周りの火花散る名アンサンブル。特に、大統領役ソンミンの変わりよう、警備室長役ヒジュンのに憎々しさは存在感放つ。
衝撃の実録事件扱いながら、一級のエンタメ・サスペンスに仕上げてしまう辺り、見事と言わざるを得ない。
ヨンガクの“始末”までの顛末はスリリング。
スパイ映画のような暗躍、出し抜き、腹の探り合い、裏切り…。
盗聴シーンはかの『カンバセーション…盗聴…』を思わせ、ニヤリとさせる。
その盗聴で、キムは知ってしまう。
これまで大統領を支え続けてきた。大統領の為に汚れ仕事もした…友を消すという事も。それもこれも全ては革命の為。それなのに…。
大統領はもう自分の事を信頼してくれていない。それどころか、切り捨てようとしている。ヨンガクの時のように。
さらに、サンチョンに“あの言葉”すら。
キムをどうするか…?
「君の好きのようにしろ」
信じ、敬愛し、崇拝していた大統領からの聞きたくもなかった言葉…。
揺さぶられ続けていた葛藤が、遂に決意を固める。
暗殺決行日。
大統領、サンチョン、側近らと会食の席。
キムは大統領との思い出や思いを語りつつ、辞任を要求する。
飲み交わしていた酒が不味くなる修羅場に。
役者たちの迫真の熱演、いつ銃を抜くのか、いつ“その時”が訪れるのか…緊迫度はMAX。
そして…
大統領とキムの信頼関係は確かなものだったろう。
大統領は自分の後継者にキムを推すも、キムは「私が大統領をお守りします」。その言葉にも偽りはなかっただろう。
が…
真っ直ぐ見据えたキムの革命。
同じだったものの、“権力”が大統領を変えた。
釜山や各地で起きた暴徒。キムは非武力で解決しようとするが、大統領とサンチョンは武力で解決。大統領の口から信じられない言葉まで…。
「戦車で轢き殺してしまえばいい」
この事件にはまだまだはっきりしない部分が多いとか。
警備室長との派閥争いに敗北、それによって大統領に捨てられる事を危惧し…。
キムが大統領暗殺を決意したのは、自分がトップの座に付く私利私欲だったのか…?
彼は、暗殺犯か、革命家か。
勿論、罪を犯した彼はヒーローなどではない。血でずっこけるシーンなど滑稽。が、一握りでも後者であった事を信じたい。
国の行く末を思って悲しきクーデターを起こした。
しかしそれが引き金となって、また新たな軍事独裁政権やあの“光州事件”へ続くかと思うと…。
そのまんま「麒麟が来る」ではないか
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