「人が歴史を動かすときに考えてること」KCIA 南山の部長たち sysrさんの映画レビュー(感想・評価)
人が歴史を動かすときに考えてること
1979年10月26日、朴正煕大統領が大韓民国中央情報部(KCIA)の金載圭部長に暗殺された事件
公に見えている史実はそのままに、背景で動いていたかもしれないいろんなものを肉付けしたフィクションの立て付け
分厚くて面白かった、近代史描かせると韓国映画ってホントに深いところを強く抉ってくる
ニュースにはわかりやすさが大事だから、この事件の背景、単純な私怨っぽいまとめ方が主流かもしれないけど
あれだけのことを昔から一緒にやってきた同志がやらかした裏側にはもっとグチャグチャといろんな何かがあったと考えるのが自然では、と問いかけてくる
国家や国民への忠義っていう表と、政争での焦りや私利が、自分の中でもどっちがどっちかわかんなくなるくらいグチャグチャになった中で引き金がひかれた、って解釈
御意
大人同士がぶつかってるときにどっちか片方だけが100%正しいなんてことはまず無い
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