「裏切りの街角 儚いひと夏の恋」NO CALL NO LIFE カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
裏切りの街角 儚いひと夏の恋
携帯の着信にこだわる若者の話しかと思って見ましたが、ちょっと違いました。ホリプロ60周年記念作品とのことで、スカウトキャラバン優勝の二人が主演でした。ちなみに記念すべき第一回優勝者は榊原郁恵です。
使われなくなった電話番号にかけると留守番電話に残された子供の頃の声が聴こえてくるという、夢か現(うつつ)かわからない不思議な場面が何回か繰り返され、その内容はネタバレになるので言えませんが、想像力がないと主人公の背景や過去を理解することが困難かも。
冒頭、あれ?伊藤健太郎復帰した?
門脇麦の若い頃に似ているなぁと思って見てました。
高校生の白いワイシャツが妙にセクシー。小西桜子のスラッとした長い脚がきれいでした。いとこのお兄ちゃんとアパートで暮らす高校生のヒロイン。賃貸だったら100万近くするかもと思われる広いメゾネットマンションにひとりで住んでいる茶髪の不良の春川真洋(まひろ)。イタリアの高級ブランドのソファー。その真洋の母親役は桜井ユキ。木下ほうかの役はちょっとだけフェイントが効いていましたけど、正体は?見てのお楽しみ。
よいこは木造アパートの二階のベランダで花火しちゃだめですよ。
その前に不法侵入ですけど。
マットレスは粗大ゴミです。その辺に捨てないで。
水道局は連絡しない限り来ません。
進路希望欄にNASAとFBIと書いた幸薄い二人。FBI志望のまひろは結局、地元からも出られず、あえなく地元のチンピラの餌食になってしまった。ホタルの光のような儚いひと夏の恋。