「身近な人の死によってつながる絆。」川っぺりムコリッタ キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
身近な人の死によってつながる絆。
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かもめ食堂、めがね、などは未鑑賞でこの監督作品はお初。
4歳以来会っていない父親が孤独死。
最愛の夫の死、そして骨を口にするほど。
(おそらく子どもを亡くしている)隣人。
墓石を売っているご近所さん。
幽霊となって出てくるご近所さん。
隣人の友人のお坊さん。
みんな死を身近に感じている人が集まっている。
それを問い詰めることなく、それぞれのトラウマや思い出を抱えながらも尊重し合っている。
それぞれの距離感は違えども、それも尊重し合って・・・(し合ってない場合もあるが)、見ていて不快感がない。
それぞれの距離感と抱えているものを共有することは、連帯と助け合いが生まれてくるのだな。
食事のシーンは幸福の象徴でもある。それによって生きてきたということ、そしてこれからも生きていくということを教えてもらったような作品だった。
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