「命とか魂とか、大事なものだよね」川っぺりムコリッタ ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
命とか魂とか、大事なものだよね
予備知識ゼロで観賞、松ケンとムロさんのコメディかと思いきや、主要キャストそれぞれが抱える逝ってしまった者たちへの想いがフワリと描かれ、それが不思議なテイストで観る者の心に染み入ってくるようなストーリーだった。これはこれで悪くない。
失った人のことは詳細なディテールが示されないので、なんとなくこんな背景なのだろうと推察しながら、自分に置き換えて考えられる部分もあり。
父と息子を割と近い時期で亡くしている私には共感できるところもいくつかあり、魂よ安らかになどと観終えてから祈ってしまった。
不思議だけれど温かい、そんな作品でした。
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