「「友達って呼べる人が数人いるけど最近会ってないな~」 ってヒトが見に行くといい映画です。」川っぺりムコリッタ jasmineさんの映画レビュー(感想・評価)
「友達って呼べる人が数人いるけど最近会ってないな~」 ってヒトが見に行くといい映画です。
学生の時ってさ、友達関連が頭の中のほぼ9割を占めていた。
うまくいってる時は最高に楽しいけれど、気をつかったり、悩んだり、落ち込んだり。
「あの子にこんなこと言われた…うぅ…」、「ああーーーどうしてあんなこと言ってしまったんだろうーーー」そんなことばっか考えた。
友達関係が上手くいくことイコール学生生活が上手くいくことだった。
けれど、この映画は
友達にならなくても、
一緒にご飯食べたり同じ作業をしたり(畑とか防災とか)の時間って、
楽しいもんなんだよ。
って伝えてくれる映画です。
友達関係が世界の100パーセントを占めてた
昔の私がこの映画を見たら、
「はっ」と気づくことが出来ただろうか?
それとも、
この映画のメッセージに全く気が付かずボヘエ~綺麗なエイゾーって
思っただろうか。
この映画のムコリッタ(仏教用語で60分にちょっと足りない48分のこと)とは、
通常にちょっと足りないってことだな。
普通の人より、ちょっとお金が足りない
普通の家族より、ちょっと誰かが居ない
普通の人より、ちょっと生きる意欲が少ない
死を通して生きることを描いている映画ですので、
ほのぼのした映像なのに、
幸せな気持ち100パーセント!!!になる映画ではありません。
んー、どんなヒトが見に行ったらいい映画かな。
人生いけいけドンドンなヒトは見に行っても面白く思わないんじゃないかな。
だからといって崖っぷちなヒトが行くのもちょっと違うな。
んー。
「友達って呼べる人が数人いるけど最近会ってないな~」
ってヒトが見に行くといい映画です。
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