「アニメのお目々はあれで大丈夫?」再会の奈良 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメのお目々はあれで大丈夫?
2005年の奈良、中国残留孤児を育てた養母が、日本に帰国して連絡がとれなくなった養娘を捜しにやって来た話。
奈良で暮らす娘の様な存在という同じく帰国した孤児の女性を頼りに、10年前の養娘からの手紙を携えてやって来て巻き起こっていく。
序盤、アニメーションで残留孤児とは何ぞや?の解説から始まって行くけれど、2005年はまだ中国人が日本に来るのは簡単じゃなかったし、その10年前は観光目的ではビザがおりなかった筈という時代背景が判っていないと何で10年も経ってから?となること必至。
まあ、ターゲットの客層は知っているだろうけど。
居酒屋の客で元警察官の男の手を借りながら、大家や日本で暮らす帰国した人達を3人で聞き込みして廻るけれど、行方不明の養娘について特に響く様なエピソードは無くて、帰国者達がどんな境遇だったということしか入ってこない。
観光広告映画?とも思ったけれど、それにしてはこれと言って訪れる先を紹介する感じでもないし…残留孤児を知らない人達に向けたお勉強の為?なんで今この作品が作られたのでしょう?というのが一番の感想。
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