「強制スタンド・バイ・ミー」スウィート・シング Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
強制スタンド・バイ・ミー
サンタクロースを信じる11歳の弟ニコと、家事をこなし弟の面倒をみる15歳の姉ビリーが親の問題で行き場を失う話。
母親イヴは家を出てチンピラ野郎なボーと暮らしで、タイヤ屋の父親アダムと姉弟の3人暮らし。
普段は優しいけれど飲むと大トラになるアダムがクリスマスの出来事を切っ掛けに酒浸りとなり、逮捕されて6週間程度の強制入院治療を言い渡されて、というストーリー。
両親のそもそものそれは父親の酒が先か、母親の奔放さが先か、なんてことも思ったけれど、結局どちらも良い父親でも良い母親でもないし、そんな状況下決して踏み外さず行動をするビリー、って最高じゃないですか。
そしてニコもそりゃあモテるよなセルフカット。
一見チャラいマリクも、そこから話が拡がりそうな程の預かっとくってヤツとか、生い立ちを語れば又彼も…。
最後の最後に人種問題まで入れてしまったのは行き過ぎだし、ちょっとまとめが駆け足だったけれど、これはかなり良かったっす。
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