「芸術ではなく、人身売買では?」皮膚を売った男 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
芸術ではなく、人身売買では?
内戦から逃れるために難民となったサム。お金とビザを手に入れるために芸術家の誘いに乗り、背中にタツゥーを入れて展示物に。お金と自由を手に入れ、有名になれると勘違いしていたサム。でも実際には美術館に行って、背中を向けて座り続けるだけで顔もみせられず、故郷の家族に有名になったと自慢することすらできない。その辺りはサムの考えが甘かったんだろう。
多額の保険をかけられて、オークションにもかけられていく様は、まさに人身売買。
まあ,理解のある芸術家だったから最後はサムのために一芝居協力してくれたから自由を手に入れる事が出来たが、また誰からも相手にされない生活が始まる。命の危険に晒され続けるよりいいだろうが。
なかなか興味深い作品だったが、結婚した元カノとの未練がましい関係はなくても良かった気もする。
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