「人体にアートを刻まれた男がたどる運命」皮膚を売った男 駒井尚文(映画.com編集長)さんの映画レビュー(感想・評価)
人体にアートを刻まれた男がたどる運命
監督が実際に美術展で見たタトゥーの作品がモチーフになったそうですが、「人体にアートを刻まれた男がたどる運命」というワンアイディアで、こんなに波瀾万丈なストーリーを作れるのかと感動しました。もの凄いハイコンセプトな作品です。チュニジアの女性監督、カウテール・ベン・ハニアの作品で、日本では彼女の映画が公開されるのは初めてです。モニカ・ベルッチが重要な役どころで出演しているのも驚き。2021年のアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされましたが、それも当然のクオリティーです。オスカー受賞して欲しかった。
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