「作品が持つヴァイタリティにパワーをもらった」COME & GO カム・アンド・ゴー エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
作品が持つヴァイタリティにパワーをもらった
これは傑作だった。年明けに観たが昨年公開ということで、2021年の日本映画ベストテンに入れた。
これまでニアミスが続いていた中華系マレーシア人のリム・カーワイ監督。なのでこれが初めましての作品。
舞台は大阪のキタ。そこで暮らす外国人と日本人、そしてそこにきた外国人観光客の群像劇。
働けど授業料が払えずバイト先ではセクハラを受けるミャンマー人留学生、職場に拘束され搾取され続けるベトナム人技能実習生、AVオタクの台湾人観光客、韓国から来た風俗嬢たち、などなど総勢18名の3日間。
登場人物すべてが強烈な印象を刻む圧巻の2時間38分。みな滑稽だが一生懸命で愛おしい。悪いことの方が圧倒的に多いのに何故かパワーをもらった。大好きだ‼︎
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