「スローテンボ」林檎とポラロイド Gingerさんの映画レビュー(感想・評価)
スローテンボ
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映画のテンポがとにかくスロー、セリフや説明描写も少なく、寝不足気味だったので睡魔との戦いだった
この映画の主人公、ある日突然バスの中で記憶喪失になり、過去の記憶を取り戻すのではなく、新しい経験を積んで新しい人生を生きようというプログラムに参加することになる
ただ、このプログラムの内容が怪しいものばかり、指示は毎日、カセットテープ、内容はやたら性的な内容ばかり、どんな新しい人生を歩ませようとしてるのかが、さっぱり分からない
プログラムの内容も人によって変更がなく同一、あのポラロイドで撮った写真のアルバムはなんの役に立つのかがいまいち意味不明、詐欺かなんかの加担者への洗脳プログラムと思ってしまった
ただ、この主人公、記憶喪失のはずなのに、記憶を無くす前に住んでいた近所の犬の名前覚えていたり、隣人のはずの犬の飼い主と会うのを避けたり、家の住所を聞かれて以前の家の住所を思わず答えたり、記憶喪失に効果があると言われたら林檎を買うのをやめたりと、明らかに記憶喪失の振りをしている描写がたくさん
この映画、最後のオチをどのように持っていくのかというが気になっていたが、最後まで鑑賞すると、元の生活で忘れてしまいたい悲しい出来事をこの怪しいプログラムで上書きできないか試してみたが、悲しい記憶を受け入れて生きていく決心をしているので、ある意味、人生の再生に成功している?
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