ソング・トゥ・ソングのレビュー・感想・評価
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時間の無い中観に行ったのに
年末の忙しい中、キービジュアルを見て面白そうだったので観に行ったが、2時間10分の時間と前後の時間を返して欲しい。観たことで何も変わらないが、後悔しかない。今年見た映画でジョンレノンのイマジン並にしょうもない映画だった。官能的なシーンを繋いでる感じなのだが、ことごとく中途半端。だんだん面白くなるかなと思って見ていたが、最初から最後まで同じトーンで続く。もう2度とテレンスマリックの映画は観ない。心に誓いました。豪華なキャストの無駄遣い。出た俳優もキャリアに傷がつくよ、これでは。
主役
映画って、主役が居るのではなく、主役っていう役が有るんだと再確認。もう、オクビがでるくらい凄い人ばかりで、無駄。脇に周ったひとはイギーポップ位。ケイトも脇か?あれ無理だろう。
ライアンゴスリングなんて、棄てられた子犬顔が良いのに、ふざけているだけ。女優二人もベクトルが似てるので、頭の中でこの娘は、ルーニーたん、って確認しながら見てた。
延々と香水のCMを見せられてる感じ。せめて濡れ場でもありゃ良いのだけど。
傑作
類を見ない映像美と、詩的な深み、中毒性のある快感が潜んでいる傑作です。
4人の大人が自分の人生の目的や意味を探す物語。普遍的なテーマを描いているが、映画を観ながら自分が4人の人生を経験しているような感覚になり、深く感動した。
ちょっとした風景のシーンや、回想シーンの積み重ねが、詩的な深みを与えていて、想いを巡らすことができる。登場人物たちのルーツだったり、性格、親との関係性などが目に見えないところに浸透していて、映像以上の情報量が溢れている。
2時間に感じないほどあっという間に時間が経ち、美しい映像と彼らの人生の中にもっと飛び込んでいたいと思った。
このキャスト陣はそれにしてもすごい。それだけで全く飽きない。一見の価値あり。
いい音楽がフォトジェニックの中で─
近作の巨匠の作品は、美しくて質は高いけれど、見るのがつらい・・・
そのつらさの頂点がこれだ!と思ってしまいました。
ルーニー・マーラにケイト・ブランシェット、好きだ・・・好きだけど嫌だこの役、とか、ルベツキだったと後で知って愕然と・・・とか、イギー・ポップもパティ・スミスカッコ良くない!とか、異様なフォトジェニックの中で著名人がコマのようにしか扱われていないような印象でした。どう一生懸命見てもルーニー・マーラはミュージシャンには見えないから─。
金も名誉も何もかも手にしても幸せはないということなのでしょうか?そんな単純な作品だとも思えませんが、あまりに難しすぎて自分には理解できませんでした。
美しく芸術的な作品
美しい映像と詩の朗読の様な演出で、テレンスマリック監督らしいお洒落な作品でした。lalalandぶりにピアノを弾くゴズリングはやっぱり素敵〜😍。本気で笑ってると思われる何気ないシーンが可愛い。ラブラブカップルのじゃれあいが永遠に続くので、好きな方とぜひ一緒にご鑑賞ください〜♪
3年も公開見送りになっていた理由がなんとなく解る気がしますがルーニーはとんでもなく美しいです
テキサス州オースティン界隈の音楽業界でブイブイ言わしてるプロデューサーと作詞家2人の三角関係を綴る物語。
テレンス・マリック作品はこれが初鑑賞。過去作はどれもそんなに興味をそそられなかったんですが、今回はライアン・ゴスリング、ミヒャエル・ファスベンダーにルーニー・マーラとなると話は別。しかし、年初に観たトレーラーではクリスチャン・ベールが出てたはずなのに一体どこへ???
ということで、評価は・・・これはビミョーですね。正直筋らしきものもほとんどなくて時制もあっちこち飛ぶ。音楽業界の話なのにその辺描写がテキトー。余りに退屈なので観客の3割は途中で出て行きました。ブラジルの観客はシビアなので。
パティ・スミス、イギー・ポップ、ジョニー・ライドン、レッチリとカメオ出演は豪華ですが正直見てくれが妖怪みたいですし、そもそも演技が出来るわけないのでそこだけドキュメンタリーぽくなっててなんかチグハグ。これはちょっとアカンちゃうの?と正直思ったんですが、やっぱり撮影監督のエマニュエル・ルベツキによる映像は圧巻。ほぼ登場人物にべったり寄り添ったカメラが捉えたルーニー・マーラの様々な表情と仕草がそれはもうとんでもなく神々しい透明感、2時間強の間ルーニーとデートしているかのような錯覚に陥る至福の時間となりました。しかしもし主演がナタリー・ポートマンかケイト・ブランシェットだったら私も途中退席してたかも。とにかくカメラが登場人物に寄り過ぎなので女優さん達は相当キツかったのではないかと思います。あの接写に耐える人はそうはいないでしょう。
あと、どうでもいい感じでヴァル・キルマーがバンドのボーカル役で出てますが、ちっともバンドマンに見えません。そこは全部カットして、登場シーンが全カットになってしまったクリスチャン・ベールの登場シーンをワンカットでいいから残して欲しかったです。しかし2017年の作品を今公開ってことはコロナなかりせば公開予定なかったんですかね、巨匠の作品なのに。
後悔または観てしまったことへの懺悔。
ゴダールの新作が気になると同じエモーションでテレンス・マリックの新作となると心が動くが、このワクワクだけで留めておくことが正しいのかもしれない。観てしまうと、彼らの存在する次元には決して到達できない自分を発見して悄然となるのだから。
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