「綺麗な映像、凝った編集、チープな話。」ソング・トゥ・ソング バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗な映像、凝った編集、チープな話。
宣伝文句がよかったのと、ナタリー・ポートマン目当てで鑑賞。
編集があんな感じだったからか?
独白セリフが詩的だったからか?
散文的な映像作品だなぁと思いました。
シーンごとの映像も綺麗でそれも含めての印象です。
でもなぁ・・・それだけなんだよなぁ。
出会いの仕方は様々でもいいんだけど、どーにもそこまで濃密な関係になったのはなぜ?
がどうしても読み取れなかったので気持ちが乗っていかなかった。
恋愛に理由なんてないと言われちゃうとそこまでだけど。
なんだろうなぁ・・・行動の動機の描き方が薄いと感じちゃうのです。
出来事の羅列にしか見えなくって。。。
それとフェイの行動が・・・どうにも賛同できなくって。
「棚ぼた待ち人生で一人で勝手に悲劇のヒロイン気取りかい!」
どんどん気持ちが離れていく僕。
いくつかの出会い、別れも描かれているけどその理由に納得感が得られない。
えー、ママの言う事を?とか、所在ない気持ちわかるけどそれ選ぶ?とか。
なんだろ?
結局、虚飾の世界より、地道な人生が一番!
って言いたいのかな?
どうせだったら、思いっきり詩的な作品にして欲しかったなぁ。
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