「幸せを渇望する心理」ソング・トゥ・ソング 室木雄太さんの映画レビュー(感想・評価)
幸せを渇望する心理
前後関係も含め淡々と進むストーリーの中で、ルーニー・マーラの表情に魅了させ続け、緩やかに変化をみせていく彼女演じる主人公の心境に、穏やかな共感を覚えた。パティ・スミスとの対話など、アーティストとの交流シーンが自然に差し込まれ、物語の特徴として印象を際立たせていた。憧れの実像、ステイタスの満喫では何物も得られない。それらに触れた後、求めている物事に気が付き、愛を奏でようと始まりを迎えるのだろう。
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