「変わりたい自分を探して」ソング・トゥ・ソング MARさんの映画レビュー(感想・評価)
変わりたい自分を探して
立場の異なる男女が自分の人生について思い悩み、どうなりたいのか、何になりたいのか、を考えるが…といった物語。
2020年最終鑑賞作品‼
今の自分を変えたいという気持ちこそあるものの、どうしてよいかわからず、ズルズルと日々を過ごしている主人公フェイ。一方、ソングライターのBVも成功しているとは言えず、女性に対しても一歩押しが足りない様子。
大物プロデューサーのクックとも絡みながら、2人のイマイチ開けない人生を描いていく。
悪い時も、そして良い時の場面でさえも、何となく漂う寂し気な雰囲気は、くすぶった30代(多分)の人生観をうまく表現している印象。
…がしかし、あまり大きな展開がなく、ちょっと同じようなセリフと展開の繰り返し感も。。
彼の最後の決断は立派なものだったと思うし、主人公二人の性格は、自分とも重なる部分が多いので共感はできたけど、上映時間は正直この半分くらいだったら寧ろより良かったかな~といった感じ。
それと、このタイトルにするほど、歌がそんなに重要な内容だったかな。。
いずれにせよ、少なからず自分に響く部分と、綺麗な画が多かったのは良かった。
さて、飽きっぽい自分が今年から始めた映画レビューも無事1年が終了。
皆さんの2020年ベスト作はなんでしょうか。
来年も本作のようなドラマ作品や、今年はあまり観れなかった大作での傑作にたくさん出逢えると良いなぁ。
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