「これが人生そのものではないかと思った」ソング・トゥ・ソング エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
これが人生そのものではないかと思った
テレンス・マリックが今年2月に公開された「名もなき生涯」の一つ前に撮った作品がようやく公開された。
序盤のルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダーの三角関係。「ツリー・オブ・ライフ」以降の感情を挟む隙を与えないハイブローなテイストを感じたが、それも束の間。ナタリー・ボートマンの登場で空気が変わった。
そう、壮絶とも言える映像美に彼彼女たちの感情がシンクロした。こうなるともう無敵‼︎
真実の愛、幸福を模索して迷う。言葉にするとこっ恥ずかしいが、これが人生そのものではないかと思った。映画を作る意味、映画を観続ける意味がそこに在るのではないかと思った。
これは文句なしの傑作。
今年のベストの一本だろう。
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