「苦行。人生がそうだから?」ソング・トゥ・ソング へねみこさんの映画レビュー(感想・評価)
苦行。人生がそうだから?
クリックして本文を読む
テレンス・マリック監督らしいんだろうけど…ひたすら退屈な時間を過ごさせてもらった。
脚本やストーリーをよくもここまで蔑ろにできるもんだ。確かに映像は美しいが細切れのモノローグを延々と垂れ流し続けている。映画作品でなく、即興詩や連作CMを2時間見させ聞かされるというような…観てる側にとっては苦行拷問でしかない。個人的に洋楽に興味がないので、差し込まれる楽曲の意味はわからなかったし、ライブ画にいたっては嫌悪すら覚えはじめる始末。
また、登場人物の苦悩や状況にも共感しにくく…(自業自得感が漂うのは何故なのか。)あれだけの俳優を揃えて、彼らの演技を味わってもらおうという気もないのだろうか…。
そして細かい点だが、字幕で「落後者」となっていたが、一般的には「落伍者」とするのがよいのではないだろうか。「伍」の字は常用外ではあるけれど。
コメントする