「音楽とその周辺の人達の織りなす物語」ソング・トゥ・ソング トミジュンさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽とその周辺の人達の織りなす物語
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観始めて音楽に関連したシーンが多かったから
生活に根差した音楽シーンを描いてくれるのではないか?
と少し期待したが違う方向に進んでしまった
入れ替わり立ち替わり現れる音楽
まるで何かのMVのようだ
俳優は全て美しく散文的に少しづつ場面が描写され
徐々に人間関係が浮かび上がってくる
綺麗なシーン、印象的なシーンなどはあるが
基本的に短いシーンの連続で物語を繋ぐ感じでファッショナブルな反面
訴えかけてくる感じが少し弱いような気もした
キャスト以外にミュージシャンがそれとなく出演している
音楽業界の裏を描いてるようなリアル感をプラスしてる
こんな感じの病んだ業界人って居そうだなと思ってしまった
とにかくキャストも映像も美しいのだが
(最近の映画は映像の美しさという意味ではいいと思う)
何かプラスするものが欲しくなる
物語が男女の出会いや別れを描いているのだが
映像が色々な情景を写してるせいなのかわからないが
達観してるような感じなのと少し散漫な印象がしたかな
思ったんだけど音楽に関わる人を描くなら
最初にモッシュしてた人とかの人生にも焦点当てた方が面白かったんじゃないかな?
音楽をもっと色んな角度から切り取った映画作って欲しかった
作品としては悪くないけどツボにハマらなかった映画って感じかな
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